【冨田勲氏の「TOMITA ON NHK」のCDとCDジャケット。】
私が、シンセサイザーという楽器?を知ったのは
作曲家の冨田勲氏がはじめてである。しかし、
「1969年、大阪万博の東芝IHIのパビリオンの音楽を
録音するため大阪滞在中に、訪れた輸入レコード店で、
モーグ・シンセサイザー を全面的に用いて作成された
ワルター・カーロスの『スイッチト・オン・バッハ』と出会い、
これこそ求めているものだと直感し、当時で1,000万円も
したというシンセサイザーの購入を決意した。」
と言うことは知らなかった。
私が10代の頃にすでに存在していたのだ。
でも、私が影響を受けたのは、喜多郎さん。Y.M.O.である。
Y.M.O.の「ライディーン」が演奏したくてしょうがなかった。
後に、小室哲哉氏が関わって商品化されたシンセで《現在使用》
未熟だが、打ち込みにしたものにメロを弾いた時は最高だった。
そうそう、今日はこのシンセの話でなく
冨田勲氏が1970年に作曲した「青い地球は誰のもの」だ。
『青い地球は誰のもの』 作詞:阪田寛夫/作曲:富田 勲
青い地球は誰のもの
青い地球は誰のもの
ららららら.............
・・・・・・・
青い 地球は 誰のもの
・・・・・・・・・ ♪♪
詞はこれだけ。これは、NHK特集『70年代われらの世界』の
ために書き下ろされた挿入歌だ。
米ソ冷戦が続く中、この地球はどの国のものでもない、
僕たちのものだという子どもたちのメッセージを受けて、
芥川賞作家の阪田寛夫氏が書き下ろしたのだ。
これだけの詞。と侮ってはいけない、実に奥深い詞なのだ。
また、曲が壮大でひとつのメッセージとして心に沁みる。
まっちゃんが、子どもミュージカルに取り組み始めたり
子どもへのメッセージの詞や曲を作っているのは
この曲が原点だと言っても良いだろう。
《子どもミュージカルのファイナル後に書くのも可笑しいが。》
※今年も取り組んでれば、今頃ブログどころじゃないけどね。
だけど、本当に思うよね。
「青い地球は誰のもの」って。
青い地球があるからこそ、花が咲くし、自然の厳しさもある。
そして青い空もあるし、哀愁の空もある。
そして、そこから歌も生まれるんだよね。
『石狩挽歌』 作詞:なかにし礼/作曲:浜 圭介
海猫が鳴くから ニシンが来ると
赤い筒袖の ヤン衆がさわぐ
雪に埋もれた 番屋の隅で
わたしゃ夜通し 飯を炊く
あれからニシンはどこへ行ったやら
破れた網は 問い刺し網か
今じゃ 浜辺で オンボロロ
オンボロボロロー
沖を通るは 笠戸丸
わたしゃ涙で にしん曇りの空を見る♪♪
『かもめはかもめ』 作詞/作曲:中島みゆき
あきらめました あなたのことは
もう 電話も かけない
あなたの側に 誰がいても
うらやむだけ かなしい
かもめはかもめ 孔雀や鳩や
ましてや 女には なれない
あなたの望む 素直な女には
はじめから なれない
青空を 渡るよりも
見たい夢は あるけれど
かもめはかもめ
ひとりで空を ゆくのがお似合い♪♪
2曲とも、とても哀しいけど心に響くよね。
これも青い地球があるからこそだと思うんだ。
青い地球。みんなで守って行きたいものだね。
さて音楽。名づけて「青い地球に、挽歌とカモメ」。
メドです。聴いていただける方は下↓クリック。
青い地球に、挽歌とカモメ。
※著作権保護のため、所々に手を加えております。
【青い地球があるからこそ、季節の花も美しいんだよね。】