12月18日(日)まで奈良県立美術館で開催中の
この磯江毅と言う人、生まれ年は1年早いけれど同学年で、これまた同じ大阪市出身。
でも、2007年に53歳で亡くなっている。 場所が場所なら同級・同窓生だったかも?
描かれた絵は、この記事のタイトル通り「写真よりも本物」なんです。
僕も最近でこそやっていませんが絵を描くのは好きで、特に風景画が好き。
アナログ写真では出来ない自分色に描けるし、余計な電柱などは描かなくても
いいので、「本物より自分好み」に仕上げることが出来ます。
この人はリアリズムにこだわったのでしょうが、もうリアルすぎて仰天です。
半分以上の展示がガラス張りの中にあるので入口を入ると希望者に
オペラグラスを貸してくれて、それこそシゲシゲと細部まで見ることが出来ました。
ここには掲載していませんがカリフラワーの絵なんて肉眼で見ていると汚れ
ぐらいにしか見えないのに、オペラグラス越しに見ると蠅が一匹止まっているのです。
それも今まさに飛び立ってもおかしくないくらい本物らしく。
右端の『新聞紙の上の裸婦』なんて150.0 × 182.0 cmもの大きさに
新聞の活字一つ一つまでそのまま描かれているんです。
よくコメントを頂いている「すー」サンの次女さんも高校で美術を専攻されている
のですが、一年生ながら写実を目指されていらっしゃるのかは分かりませんが、
授業とはいえとても素晴らしい絵を描かれていると思います。
良かったらコチラで。
もし機会があればグスタボ・イソエ氏の作品を一目ご覧あれ。
奈良では80点が展示されています。