仕事の段取りを何とかつけて他の者に頼んで身内の「民ようの会」で
頼まれていたと。
自分の運動神経の鈍さも手伝って「民謡踊り」とかそれにかかわる
「盆踊り」などは良く似た動作の繰り返しで、踊っている人の表情にも
明るさが無くて、どうもつまらないもののように思っていた。
レンズを通してずっと44曲の踊りを見つめていて
『何かに似ている?』 そう思っていた。
中国の太極拳
動きはあれほど過酷ではないけれど、ゆったりとした流れの雰囲気が
そんなにかけ離れたものではないように思えた。
比較的年齢層の高い人たちが黙々と繰り返す動作。
大きく手を振り上げて伸びる動作はストレッチに繋がる。
片足立ちはしなくても無理なく片方の踵をあげて爪先立ちする姿。
無理に片足立ちして倒れるのを堪えるよりも十分な平衡感覚を保つ。
一つ一つの動作が時間の流れをゆったりとしていながら、曲に合わせて
リズムや強弱をつけた動きと連動している。
子供たちには”ひろみちお兄さん”の体操が合うように、中高年を
中心とした大人にはベリーダンスやフラダンスと並んで、日本の
伝統と相まって素晴らしいもののように見えてきた。