和歌山県和歌山市の最西端;加太(かだ)に仁徳天皇が社殿をお建てになった
と言われる淡嶋神社があります。
全国にある淡島(嶋)神社・粟島神社・淡路神社の総本社です。
祖母であられる神功皇后が三韓出兵からの岐路、嵐で沈みそうになる船の
中で神のお告げにより辿り着いた友が島に祀られていた少彦名命と
大己貴命(おほなむじのみこと)を、対岸の加太に移したと言われる神社。
ご祭神の少彦名命は、医薬の神様。
特に、女性の病気回復や安産・子授けなどに霊験あらたかといわれています。
現在の社殿は豊臣秀吉の紀州征伐で焼失が、その後浅野幸長が再建、紀州徳川家
初代・徳川頼宣が修復を加え、さらに江戸時代末期に第十代・徳川治宝が造営、
1979年に現在の新社殿となった。
泉州(大阪の南部)や北紀(和歌山県北部)では人形供養(3月3日)の寺としても
知られています。
本殿の中はもちろん、廊下の床下や境内のあちこちにも人形をはじめ様々な置物が
所狭しと奉納されています。(約2万体)
最後の画像は針供養(2月8日)の供養塔。