いえ、正確には見させていただいたのです。
渋皮煮(栗)を送っていただきました。
送り主は日本人特有の謙遜で 『不出来ですが』と付け加えてくださいましたが
形も綺麗だし粒も大きくて、渋皮も美しいままで艶と言うか照りもバッチリ。
輝いていました。
『少し遅い秋』とも言っておられましたが、それは里山の話であって
大和盆地の底は秋が始まったばかり。
それが証拠に、やっと田んぼの稲刈りがほぼ終わりになったばかり。
相変わらず夜は田んぼの野焼きの煙で燻されてます。
(昼間は洗濯物が匂うとか苦情が出るので夜に焼かれます。)
オクラはまだピンと立ってくれているし
夏日とはならなくても20℃を越える日中の気温に
苺も花を咲かせています。
ただ、高田千本桜の名で知られた我が町の高田川堤の桜はかなり赤みを増して
木枯らしのたびに冬の装いに変わろうとしています。
話が逸れましたが、渋皮煮を一口頬張ると・・・
マロン(円)やかな栗の甘みと周りのタレ(煮汁?)が、思わず頬を緩ましてくれます。
そのあとから追いかけるように軽く心地よい渋味もフワッと広がって
手作りの有難味を伝えてくれました。
ウヒっ しあわせ。