くじびき はずれ の 見た世界

シニア初級者というのに世間知らず。
少年のようなつぶらな瞳?
そろそろ大人の記事を書きたい毎日です。

山の麓の城下町

2015年03月04日 23時47分48秒 | 奈良学

一夜明けたらお天気が戻ってきて気温も上がりました。

今、奈良市内の旧;県営プールと旧;奈良県警察の跡地では木下大サーカスが開催されてい
ました。

 

さてさて昨日からの高取土佐町並み「町家の雛めぐり」を引っ張ります。
もしこれから行こうかと思っていらっしゃる方はのリンクをクリックしてイベントや販売品などを
研究してから行って貰うと楽しみも倍増すると思います。

今日はお雛様の画像は抜きにして(明日以降にネタとして使います。)街の雰囲気を。

土佐街道と言うのは奈良県高市郡高取町にある町で、高取藩2万5000石の城下町として
発達しました。 
飛鳥時代、都造営のために連れて来られた土佐(現在の高知県)の人々が国に帰ることが
できず、故郷を懐かしんでつけた地名と伝えられています。

           

未だに弁柄格子(紅柄格子)の家並みが多数残る通りです。
普段はこんな感じの静かな通りですが、この雛祭りの頃と秋に開催される「町屋の案山子」の
頃の土日祝は見物客で物凄く賑わいます。

通りは車の擦れ違いは難しい幅ですので、壺阪山駅の前から高取城の方へ登る一方通行に
指定されています。

その家の中に飾った雛段をこの寒い中に窓を開放して見せてくださっているお宅も多数です。

軒先には

                         

左はヒバ(檜葉)で、これを逆さに何か所も吊り下げてあるお宅が続きます。
このヒバは檜やアスナロウの木の枝の先端部分で、こうやって吊り下げていてもなかなか
枯れない強く丈夫なものです。
その家の見共がいつまでも元気で逞しく育つようにという呪(マジナ)いの意味があります。

右は大根の輪切りを干してあるのです。
冬場の新鮮な野菜の確保が難しかった時代からの保存の知恵ですね。

この雛巡りのもう一つの名物が巨大なジャンボ雛

                 

今年の干支の未(ヒツジ)の雛から、いくつかの過去の歴代のジャンボ雛も再現してあります。

良い出来だとは言えないですがユニークですね。