奈良の春の使者、「氷室神社」の樹齢400年のしだれ桜。
毎年、奈良で一番に花を開き、それを合図に奈良中の桜が咲き始めるといわれる、「エドヒガシ」という
品種の桜。
近くまで行ったのでチョッと寄り道してみました。
パッ!と見て、なんだか例年と違和感があったので不思議に思っていたら、どうも樹木が弱っていて
樹医に診てもらって復活のためにかなりの枝を掃ったのだそうです。
見た目だけで言うと過去の状況はこの3倍ぐらいの密度で、もう重たいぐらいにワンサカ咲いていて
枝と枝、花と花の合間から空が見えるなんてことは無かったように記憶しています。
【himuroのブログ】によると28日は9分咲、29日から満開になったようでした。
白木蓮と桜と空のカラーやコントラストも綺麗でしたし、狛犬も心なしか誇らしそうに胸を張っている
ように見えました。
見学・鑑賞に来ていた人の半分ぐらいから日本語、もう半分は外国語でした。
かなり賑わっているのがお分かりになると思います。
日本人として残念だったのが、和装着物を着ている人達全てがアジア系観光客でした。
せめて一人ぐらい日本人の着物姿を見たかったなぁと。
京都のように着物で観光したら割引や無料のサービスを付加したら、奈良も着物で来てもらえる
のかなとも思いますね。
奈良公園のここより奥の春日大社では20年に一度執り行われる社殿の修築大事業である
『第六十次式年造替』が3月27日の 仮殿遷座祭(下遷宮)から平成28年11月 6日の
本殿遷座祭(正遷宮)までの間執り行われ、20年に1度しか奉拝出来ない御神宝の特別拝観が
29日~4月5日まで行われ始めたところもあって、平日でも人が多かったです。
佐保川沿いの桜も6分ぐらいの開花状況で週後半の雨にどこまで持ちこたえられるのか
少し心配しています。
ちなみに過去の氷室神社のしだれ桜。