9日に無事にISSに到着した大西卓哉さん、10日はお休みで、11日が待望の仕事始めだったそうです。
やはり身体を宇宙環境に慣らすために少し緩めのスケジュールで始まるのですね。
朝起きると呼気のサンプルを取得して、そのあと採血と医学実験のデータ取りがあるんですって。
そのあと、採血した血を30分凝固させたあと、これまた30分間遠心機にかけ、さらにMELFI(メルフィ)と呼ばれる冷凍庫に収納するのだそうです。
採血からメルフィへの収納を70分以内に行うことという制約があるので、結構タイムプレッシャーがあるのだそうです。 慣れないと緊張しますよね。
今朝、13日の朝でもいわゆるムーンフェイスと呼ばれるもので顔がパンパンになっているそうです。
体液が身体の上半身にシフトするのが原因で、顔がパンパンになるだけでなく、実際に頭に血が上った状態という状態そのままの感覚だとか。
上下の感覚がなくなって、顔を色々な方向に向けたりしていると、車酔いのような気持ち悪い症状になるそうで、それがいわゆる宇宙酔い。
地上で暮らしている私たちにはわかりませんが、無重力というのは塵や埃もずっと浮遊していて目が痛いのだそうです。
他にも胃も浮遊するために食欲が出なかったり、無重力ゆえに背骨が痛い、尿が溜まっているという重さの感覚がないので、なかなかトイレに行きたくならないとか、大変な経験からスタートされているようです。
還暦を越えた私には、精々飛行機までが関の山なのでしょうね。