久米寺縁起。
聖徳太子の弟「来目皇子(くめおうじ)」の開基という説。
「今昔物語集」などに収録された、久米仙人による久米寺開基の逸話。
よく「諸説あり」という事を聞くようになりました。
エグスプロージョンの【踊ってみたんすけれども】シリーズの【本能寺の変】が
Youtubeなどで流行ってからですかね?
BS-TBSで毎週土曜日夜の【諸説あり!】という番組のお蔭かも?
まあそんなことはどうでもよいのですが
二つ目の説を掘り下げると、久米仙人は、吉野の龍門寺で修行し飛行術を体得。
ある日、飛行中に川で洗濯をしている娘のふくらはぎに見とれたために法力を失い、
地上に落ちてしまいます。 味わいのある粋な仙人ですね。
その娘と結婚して幸せに暮らしますが、聖武天皇の大仏殿建立の際に仙術をもって、
大木巨石を東大寺境内に運び込んだのだとか。
その功を認められ、聖武天皇より久米寺の土地を与えられたとされています。
さらに、若き日の弘法大師が久米寺の宝塔内で大日経を感得したという逸話も
残されているため、久米寺は「真言宗発祥の地」と名乗っており、色々と逸話の
多いお寺のようです。
場所は橿原神宮のすぐ南、近鉄南大阪線の線路を挟んだところです。
紫陽花と躑躅(ツツジ)で有名な寺です。
流石に躑躅も紫陽花もまだ先なんですが
この玄海躑躅は花も終わろうとしていました。
桜もほとんど終わりでしたがまだ何とか多宝塔を背に阿弥陀様と並ぶとまあまあ
絵になってました。
この時期は他に
と、白い躑躅も咲いていました。
それとこれは名前が分かりませんけれど
明日はまた少し気温が戻りそうですね。 で、日曜は雨模様。
5月3日にはこの寺で毎年恒例の練供養「久米レンゾ」が執り行われます。
そして6月には紫陽花で華やかに。