17日のコンサートも終わり、今年のコンサートはすべて終了しました。去年よりは少ないと思いますが、数えてみたら12回でした。4月の始めにはドイツで録音をしましたので、これもコンサートとしてカウントしたらもう少しコンサートの回数は多く見てもいいのかもしれません。例によって同じプログラムで何回もやるというパターンは少なく、場所を変えて同じプログラムというコンサートは2回のみ。毎度のことながら、新しいプログラムに追われての1年でした。
昨年は少しソロのコンサートもありましたが、多くは通奏低音でアンサンブルに参加するパターン。ルネッサンスやバロックの曲は膨大な曲がありますので、それらをすべて自分のレパートリーとするわけにはいきません。重要なことは、あまり練習しないでパッと弾けるという能力。毒婦じゃなかった読譜の力と、即興演奏の力ということですね。まぁ、このあたりは多少は自信はあるんですけどね。
17日のコンサートは同じものをまた来年の1月15日に場所を変えて行うので、理想的なパターンです。(笑)17日のプログラムは、ヴァイスの次の世代の人たちの作品で、リュートがオブリガート(メロディ)楽器になるアンサンブル作品です。協奏曲とか協奏的なトリオです。テュッティ(全体合奏)とか他の楽器がメロディを弾くときは、リュートはお休みではなく、通奏低音をやってます。後の時代の協奏曲みたいに、ソロ楽器が途中からかっこよく入る・・・というパターンでは残念ながらありません。
まぁ、少ない人数(4人)でやる協奏曲ですから、ソロ楽器もソロを弾かないときは、伴奏方にまわるというのはいたしかたありません。完全な協奏曲の形式を取っているのは、コハウトのヘ長調協奏曲だけでしたが、この曲なかなかカッコいい曲ですよ。プログラムの最後を飾ったのは、同じコハウトのディヴェルティメント。これもなかなかよくできた曲で、一級品と言っていい出来の曲です。もっと有名になってみなさんに聴かれていてもいい曲だと思いますが、全く知られていない、いわゆる埋もれた名曲です。バロック・リュート・オブリガートで作曲者がコハウトという全然知られていない人だからでしょうか。
いくらいい車を作ってもマ○ダブランドだとなかなか売れないのと同じで、これがモーツアルト作曲(間違いでも)となっていたら、もう超有名曲ですよ。まぁ、そういった埋もれてしまったいい曲を紹介していくのが我々の仕事ですけどね。
17日はあとマルティーニとハイドンの作品を演奏しました。マルティーニという人はほとんど何もわかっていない人ですが、アウグスブルクで1680年に曲集を出版。コンサートで演奏したのはその曲集の第二番のトリオ。なかなかいいメロディにあふれた佳曲です。ハイドンは弦楽四重奏曲を当時のリュート奏者(たぶんウィーンつながりでコハウト?)がリュートトリオ(リュート三台ではなくて、リュートが入ったトリオ)に編曲したものですが、これはさすがに天才ハイドン、ひとつひとつのフレーズからして違います。編曲とは言え、リュートの最後の時代を締めくくるのにふさわしい曲です。リュートが入ったハイドン作品(すべて当時の編曲です)はちょうどCD一枚分くらいのレパートリーがありますので、また機会があったら演奏したいです。
ということでとりとめのなく書いてきましたが、久々に次のコンサートのために曲をさらわなくていい日が2週間も続きます。
昨年は少しソロのコンサートもありましたが、多くは通奏低音でアンサンブルに参加するパターン。ルネッサンスやバロックの曲は膨大な曲がありますので、それらをすべて自分のレパートリーとするわけにはいきません。重要なことは、あまり練習しないでパッと弾けるという能力。毒婦じゃなかった読譜の力と、即興演奏の力ということですね。まぁ、このあたりは多少は自信はあるんですけどね。
17日のコンサートは同じものをまた来年の1月15日に場所を変えて行うので、理想的なパターンです。(笑)17日のプログラムは、ヴァイスの次の世代の人たちの作品で、リュートがオブリガート(メロディ)楽器になるアンサンブル作品です。協奏曲とか協奏的なトリオです。テュッティ(全体合奏)とか他の楽器がメロディを弾くときは、リュートはお休みではなく、通奏低音をやってます。後の時代の協奏曲みたいに、ソロ楽器が途中からかっこよく入る・・・というパターンでは残念ながらありません。
まぁ、少ない人数(4人)でやる協奏曲ですから、ソロ楽器もソロを弾かないときは、伴奏方にまわるというのはいたしかたありません。完全な協奏曲の形式を取っているのは、コハウトのヘ長調協奏曲だけでしたが、この曲なかなかカッコいい曲ですよ。プログラムの最後を飾ったのは、同じコハウトのディヴェルティメント。これもなかなかよくできた曲で、一級品と言っていい出来の曲です。もっと有名になってみなさんに聴かれていてもいい曲だと思いますが、全く知られていない、いわゆる埋もれた名曲です。バロック・リュート・オブリガートで作曲者がコハウトという全然知られていない人だからでしょうか。
いくらいい車を作ってもマ○ダブランドだとなかなか売れないのと同じで、これがモーツアルト作曲(間違いでも)となっていたら、もう超有名曲ですよ。まぁ、そういった埋もれてしまったいい曲を紹介していくのが我々の仕事ですけどね。
17日はあとマルティーニとハイドンの作品を演奏しました。マルティーニという人はほとんど何もわかっていない人ですが、アウグスブルクで1680年に曲集を出版。コンサートで演奏したのはその曲集の第二番のトリオ。なかなかいいメロディにあふれた佳曲です。ハイドンは弦楽四重奏曲を当時のリュート奏者(たぶんウィーンつながりでコハウト?)がリュートトリオ(リュート三台ではなくて、リュートが入ったトリオ)に編曲したものですが、これはさすがに天才ハイドン、ひとつひとつのフレーズからして違います。編曲とは言え、リュートの最後の時代を締めくくるのにふさわしい曲です。リュートが入ったハイドン作品(すべて当時の編曲です)はちょうどCD一枚分くらいのレパートリーがありますので、また機会があったら演奏したいです。
ということでとりとめのなく書いてきましたが、久々に次のコンサートのために曲をさらわなくていい日が2週間も続きます。