リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

90年代の作品(1)

2021年10月01日 17時11分16秒 | 音楽系
DATがよみがえったので、90年代の作品をご紹介していこうかと思います。この少し前あたりから商業的な楽曲の制作にいそしむようになりそこそこの数の楽曲を制作しました。もちろんリュートも弾いていましたし、学校の仕事もしていました。リュートの演奏に関してはその頃の演奏がありますのでそれはまた後日ということで、今回からはシンセサイザとコンピュータを使った音楽をアップしていきます。

まず最初はJanuary, Februaryという曲です。

92年に三省堂の英語教科書編集部から歌の作曲依頼を受けまして作った曲です。歌詞はJanuary, February...と月の名前が入ります。まぁ単純なものですが、音楽の授業ではなく英語の授業で使うものですのでこんなものでないといけません。平成4年版のNew Crown English Courseに掲載。この当時この教科書で学んだ方はこの曲覚えてらっしゃいますか?

曲のスタイルがちょっと古くさいとおっしゃる向きもあるかも知れませんが、それはその通りです。でも当時としてはそこそこ新しいスタイル、今でいう80年代風とか90年代風で作ったのです。曲はモノコードで進み、歌が終わったらシンセのソロが入りフェイドアウトします。

使用していたコンピュータは何とPC9801、アプリは(その頃はアプリなんて言葉はありませんでしたが)カモンミュージックのレコンポーザです。これは当時の業界標準といっていいアプリです。使用したシンセはローランドのJX-10と多分XV-5080です。JXのアナログの音はいいですねぇ。XV-5080は今も実機を持っています。

DATのデジタル出力からSequoia15に24bit, 48kHzで録音し、それを48kHz24bitでwavにエクスポートし、そのwavを256kbpsのmp3に落としましたのでそこそこは音質は保たれていると思います。