リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

桑名六華苑秋のミニコンサート2021

2021年10月31日 21時51分02秒 | 音楽系
今日の天気予報は、2・3日前は快晴でしたがだんだん変わってきて今朝は曇りときどき雨でした。コンサート会場は窓をあげて外気が入ってきますのでどうなることかと心配していましたが、実際は雲は少しありましたがずっと晴れていました。



担当の方からは何と今年初めての屋内コンサートだと伺いました。コロナ禍で多くの活動が停止してしまっていたんですねぇ。会場では感染対策として全ての窓が開けてありましたが、さすがにそれではちょっと困ることもあるので2つだけ窓を閉めてもらいました。

客席はいつもの倍の間隔をあけて30席設置されていましたが、開演15分くらい前に全てうまってしまいました。今回は楽器を2台使いますので、調弦してから控え室には戻らずに10分ちょっとプレトークをさせて頂きました。

プログラムは次の通りです。

(ヴィオラ・ダ・ガンバ/上田牧子、バロック・リュートとテオルボ/中川祥治)

トバイアス・ヒューム (1569-1645) / 優しく触れて

ディエゴ・オルティス (c.1510-c.1570) / レセルカーダ第3番

ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759) / ソナタ ト短調
(アンダンテ・ラルゲット / アレグロ / アダージョ / アレグロ)

マラン・マレ (1656-1728) / 異国趣味の組曲より
(タタール人の行進 / タタールの娘 / 戯れ)

シルヴィウス・レオポルド・ヴァイス(1687-1750) / ソナタ第2番、18番より
(プレリュード / パッサカリア)

マラン・マレ (1656-1728) / 異国趣味の組曲より
田園の宴

アンコールにフォルクレの組曲第1番ニ短調よりポルトガル人を演奏いたしました。

終演後は、これまであまりなかったことでしたが、沢山の方が楽譜を見に来たりお話をしに来て下さいました。やはり最近ずっとこういった催しがなかった反動ということなのかも知れません。来年の企画は、春のコンサートが5月、秋が10月を予定しております。