リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

リハーサル

2022年01月13日 17時46分21秒 | 音楽系
バロック音楽の旅14の最終回コンサートのリハーサルが終了しました。あともう一回来週に行う予定で、今回はざっと演奏曲目を通してみて留意点などを見てみました。次回に仕上げを行う予定です。


(後列左よりヴァイオリンの鈴木さん、チェロの波多さん、ヴァイオリンの時本さん、全列真ん中が私です)

プログラムはヴァイオリンの無伴奏ソロとトリオソナタで、次の通りです。

コレッリ ソナタヘ長調作品1の1、テレマン ポーランド風ソナタイ短調とソナタニ短調 グラウプナー ソナタ変ロ長調、マシッティ ソナタハ長調作品5の3+時本さんの無伴奏ヴァイオリンソロ

今回のシリーズのテーマが「恵まれない大家に光を!」ですので、それに沿ったプログラムです。コレッリとテレマンは「恵まれている」大家ですでに多くの人に作品が知られていますが、聞き比べをするためにあえてプログラムに入れました。恵まれているテレマンの中でも実は「光が当たっていない」作品もあり、これが今回採りあげるポーランド風ソナタ(TWV 42: a5)です。ひょっとして日本初演!?

グラウプナーは何と1990年代の後半になって光が当たってきた作曲家で沢山いい作品をのこしています。マシッティに至っては世間的にはまだ光は当たっていません。

今回のトリオソナタ5作品はいずれも大家の作品としての風格があり、なおかつとても演奏効果があり聴き映えする曲ばかりです。なんか本番がとても楽しみになってきました。