リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

みんなのバッハ(2)

2023年07月07日 09時51分26秒 | 音楽系
次のチェロトリオ編曲はカンタータ第147番よりコラール「主よ人の望みの喜びよ」です。当ブログにはこのタイトルが意味不明なことに突っ込みを入れたエントリーがあります。(2020年5月16日、17日、19日)しかし何回みてもこのタイトル、意味不明ですねぇ。

この曲は、昨日の第140番と異なり、沢山のパートが書かれています。コーラス4部、ストリングス、管楽器まで入っています。この曲に書かれた音を全部出すとなると5パート以上は必要です。でもこれを3パートで書けとの仰せなのでいろいろ検討してみました。

よくギターソロのなんかの編曲で、オブリガート旋律とコラールがくっついてしまっているような編曲あるいは演奏がありますが、これは編曲の段階で絶対にそうならないようそれぞれ独立したパートにして音域も変えておかないといけません。そのために定旋律を1オクターブ下の音域にしてみました。オリジナルはストリングスからコーラスに受け渡しますが、音色が異なるので同じ音域でもつながって聞こえるようなことはありません。

カンタータ第147番よりコラール

このアレンジも140番のアレンジと同様、1stが上級、2ndが初級、3rdが中級の人むけです。まぁ特別なことをしたわけではないですので、この手の手法はもうすでにどなたかがやっているかも知れません。でもYouTubeで調べてみましたが、見つけることはできませんでした。なんせ超有名曲なので探せば見つかるかも知れません。