私もこう見えてもたまに点滴や採血をしてもらうことがあります。でも私の腕は静脈が見えずいつも看護師さんに迷惑をかけてしまいます。というか迷惑なのはこちらの方ですが、針が静脈にうまく刺さらず何度もトライされるはめになりとても痛いのです。
そういう事情があることを事前にいつも看護師さんに伝えるのですが、一発で上手くいくことはそう多くありません。親指を内側にしてぐっと手を握ってくださいと言われその通り思いっきり握ります。静脈が見えてこないので腕の表面をかなり強めにペンペンペンとたたかれます。少しくらいはそれで見えてきたので、とりあえず針を刺してみるか、みたいなノリで針が腕に刺さります。
あれ?上手く静脈に届いてないな、とつぶやく声が聞こえますが、針は容赦なく私の腕に刺さり痛みは増します。2,3分間何度かぐいぐいとトライするもだめなので、じゃ別の場所にしましょう、ということで針を抜いて別の場所を探します。え?今までの痛みは何だったのでしょう?
というようなトライアルを4度くらい行い、一般的には痛みが強いとので避けられている手首近くでやっと静脈に行き当たりめでたく採血に至ったというのが今までの最高記録です。上手な看護師さんだと一発で行くこともあるのですが、新米の方にあたると何度もトライアルされたあげくベテランを呼んで再トライアルと相成ります。
私よりもっとひどい話がネットに載っていました。アメリカの某州の死刑囚が8度トライアルをしてもついに静脈が見つからず死刑執行が断念されたそうです。その州では死刑は薬物を静脈に注射して執行するそうです。この場合はラッキーと言うべきな感じもしますが、死刑執行は別の方法で後日行われるとのことです。一度執行してできなかったのだからもう許してあげればいいような気もしますが、そうは行かないんでしょう。私がその州で死刑囚になったら、やはり同じような苦労があるかも知れません。
そういば私も同様なことを見たことがありました。随分昔に、あることで入院していたことがあるのですが、同室の患者さんに点滴が定時に回ってくるのですが、その方も静脈が見つかりにくいようで、あれ?、あれ?ってなことで苦労しているのを毎度見ていたのです。
ですが、私の場合も入院中は毎度点滴がありましたので、打つ場所に困り、つまり注射痕があちこち腕にあるので、しまいには、手の甲の表面に浮き出てる(年齢とともに手の甲に血管が浮き出てきますよね)血管に打ちました。必ずしも腕の裏に打つ必要性も無いのだなと、その時初めて思ったものでした。
先生も手の甲に血管が浮き出ていませんか。はっきり大きく目立ってると思われるのですが・・・。
次回、看護師等に言われてみたらいかがでしょうか。