リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

レコーディング・イン・ドイツ(7)

2009年12月17日 21時50分13秒 | 音楽系
26日
 11時からマイクのセッティングを行いました。どういうマイクをどの位置にセットするか、つまりどんな音にするかというのを決めます。本当は、明日(レコーディング・セッションの第1日目)にすることになっていたのですが、今日やったほうがいいだろうということで今日行いました。



 曲を弾いていくつかのマイク、いくつかのセッティングで録音してもらい、それを聴いてみるという作業を繰り返しました。マイクってわずか10センチ近づけるだけで結構音のキャラが変わるのにはびっくりしました。私としては、ダイレクトな感じよりも距離感とか広がり感があるほうが好きなので、結局無指向性のマイク2本をある程度距離を取って前上方からとってもらうことにしました。そのマイクのメーカー名は忘れましたが、一般的に無指向性マイクをある程度距離を取って録音すると、音がぼんやりしたものになりがちだそうなんですが、そのマイクは距離をとってもシャープに録音できる優れものだそうです。

 そのマイクを10センチ近づけてもらったわけですが、音に艶が出てなかなかいい感じでした。艶って英語とかドイツ語でなんといったらいいんでしょうね。ヤンには説明的に伝えましたが、日本語というのはなかなか微妙な語彙をもっているもんです。

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