リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

フレンチ

2005年05月10日 05時49分40秒 | 日記
ホピーがレッスンを始めるとき、新しいモーリスの楽器を見ていつもお褒めのことばをいただきます。「うーん、美しい形だ」「バックの形と色がいいね」「すばらしい音だ」などなど。弾き始めたときとか楽器のケースを開けたときにボソっとそれらのことばが出てくるんですけど、まるで自分のことをほめられているみたいでうれしいですね。今日もゴーティエを弾く前にパラパラっと開放弦を弾いたら、「いい音だ」とポツリ。レッスンの終わりには「ケースの内装の色がすばらしい」と言っていました。ラソオマさん、褒められましたよ。(笑)
ホピーのレッスンも残り少なくなってきまして、残されたレッスンは全てフレンチで受けることにしました。満を持して、って感じですね。一昨年の終わり頃、少しだけド・ヴィゼーを受けたことがあるんですけど、それ以外はほとんどバッハ、ヴァイスでしたから。
今日はドゥニ・ゴーティエのプレリュードとエヌモン・ゴーティエのトンボーを弾きました。レッスンを受けていて感じたんですが、ホピーは多分バッハやヴァイスよりフレンチの曲の方が好きみたいですね。私の楽器を取って、こうやって弾くんよって感じでよく演奏するんですけど、今日は乗ってきてトンボーまるごと終わりまで繰り返し付きで弾いてしまいました。何かレッスンそっちのけで、途中で興が乗ってきてしまった感じで、彼のレッスンでは珍しいことでした。
5曲用意していったうちの2曲を今日は見てもらいました。次回は残り3曲(いずれもエヌモン)を見てもらう予定です。

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2 コメント

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Unknown (rocky)
2005-05-12 19:54:43
ブログ、毎回楽しみにしております。 この写真、とても綺麗なところですね。ご近所なのでしょうか? こんな素敵な風景を見ると、ますますスイスを訪れてみたくなります。。
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re: (中川祥治)
2005-05-12 23:40:39
丘の上の建物はうちから10分くらい行ったところにある教会です。バーゼルは観光地ではないですが、きれいなところは一杯ありますよ。空気もスイス第2の「都会」にしてはとてもきれいです。ぜひ一度いらしてください。

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