リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

レコーディング・イン・ドイツ(5)

2009年12月10日 09時21分18秒 | 音楽系
3時過ぎにスタジオに行き、はじめて音を出してみました。新しく作ったというステージがあったので、そこでまず音出しです。



とてもきれいな響きですが、少し残響が遠い感じです。次にちょうどスタジオの真ん中で弾いてみました。位置的に少し下がったこともあるのでしょうか、こちらの響きの方が断然素晴らしいです。低音も高音もとてもいいバランスで本当に気持ちよく演奏できます。その場所で、7時近くまでずっと曲をさらっていました。



このスタジオの壁面はほとんどが木質で、一部にオリジナル家屋の古い壁をそのまま使っています。日本のホールでてっかてかの大理石壁面のホールがありますが、やはり木質系とか石でも多孔質のもの方が響きのバランスが良いようです。

練習を切り上げて、昼食を食べたレストランで夕食を取りました。昼過ぎまで降っていた雨もあがり、月明かりの夜道をとぼとぼと20分ちょっとかけてレストランへ。ナック村の外に出ますと、街灯がないので道は暗いですが、月明かりがそれなりにありますので助かります。レストランでは魚料理をいただきましたが、でっかい魚をどんと塩焼きにしただけのちょっとかわいげがない感じです。魚も料理法ももうちょっとこう何というんでしょうか、繊細さがほしいものです。ま、魚自体は白身がたっぷりあるおいしい魚で、骨まで食べてやろう思いましたが、ちょっと骨が硬く無理でした。もっとも頭と骨を含めて一匹丸ごと食べたら、レストランの人は驚くでしょうね。



支払いを済ませて、ふと時計を見ると、9時10過ぎになっています。私の時計は8時10分過ぎ。1時間ずれてます。そういや、今朝ヤンが30分くらい早く来たはずなのに、遅くなった言い訳をしていたのを思い出しました。そのときは早く来ているのに変だなと思いましたが、そのときから時計の時刻がずれていたわけです。ドイツでも対応できるカシオの電波時計なんですが、どこで間違えたんでしょう?

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