リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

Flow my teares日本語訳(8)

2020年04月20日 17時08分15秒 | 音楽系
久々のダウランド、Flow my teares
第1パートの繰り返しのつづきになります。

No nights are dark enough
どんな夜であっても暗いとは言えない

ここは特に問題はないでしょう。


for those that in dispaire their last fortunes deplore,
絶望の中にあって運命の末期を嘆く者にとっては 

関係代名詞節はまるでドイツ語のように倒置されています。普通の英語の語順だと、

for those that deplore their last fortunes in dispaire になります。
 
dispaire は現代英語ではdespair になります。


light doth but shame disclose
光は恥辱を露わにするだけだ

doth は現代英語ではdoes、動詞の意味を強調します。butはonlyの意味(~するだけだ)です。現代語でもbut が only の意味になることはありますが。分全体はやはり倒置されています。現代式に言うと、

light does only disclose shame
になります。動詞の目的語を先に持って来るような倒置をすると、昔の英語(ダウランドの時代の英語でも充分昔ですが)の感じがして古っぽくなり格調が高くなるんだと思います。私はネイティブじゃないので今ひとつぴんとは来ませんが。

ドライブ

2020年04月19日 18時24分22秒 | 日々のこと
私は基本的に家にこもっているのが好きな方ですが、さすがにこもりっぱなしも少し飽きてきますので、家内と名古屋方面にドライブに行って来ました。途中車から降りずそのまま帰って来るので、感染の危険はありません。

23号線経由で行きましたが、今日は日曜日ということもあって道路はとても空いていました。新型コロナウィルスのせいで物流が少し減っていることもあるのかも知れません。大江インターから北に向かう道路に入ります。しばらくすると内田橋にさしかかり、七里の渡し(桑名-宮間)跡が左に見えてきます。そこを通り過ぎると熱田神宮です。人が少なそうに見えたので、途中で車から降りないという方針を少し変えて、トイレ休憩と散歩がてら神宮内を歩くことに。

神宮の駐車場はガラガラ、参拝客はパラパラという感じでした。お参りをしてしばらく歩いていると、敷地内の結婚式場では式が執り行われていました。



写真の右端に新郎新婦がいます。このあと左の神前結婚式に向かうわけですが、式場左側のしきりが開け放たれてオープンになっていました。(ガラスやアクリルで仕切られてはいません)これもコロナ対策なのでしょうか。お陰で外から式を見させていただくことができました。雅楽が生演奏だったこともありとても素晴らしかったです。

神宮を出て金山を通り栄に向かいます。金山はいつもの人通りはありません。



栄の松坂屋旧館のあたりです。人も車も少ないですが、このあと直進して広小路の交差点あたりに差し掛かるとそこそこの人が街に出ていました。ここは80%減には行っていない感じです。

このあと栄をぐるっと回って津島に向かう道に入り、東名阪高速の下道を通って弥富から1号線経由で帰宅しました。日曜の交通量としてはとても少なく流れはスムーズでした。熱田神宮滞在時間を含み約3時間半のドライブでした。


倍増!

2020年04月18日 18時09分43秒 | 日々のこと
勢いが止まらない新型コロナウィルス感染、きょうで感染者が1万人超え、9日間で倍増したそうです。

「バロック音楽の旅14」延期について事前に予約頂いた方には延期連絡のハガキを出しました。またコンサートに出演頂くアーチストの皆様にも連絡を致しました。あとホームページなどで告知していたものも全て修正、削除いたしました。

延期をした「バロック音楽の旅14」は10月からスタートして翌年(2022年)の2月に終了予定です。いくらなんでもこの頃には開催が可能な状況になっているでしょう。でも、今年の1月頃にはいくらなんでも4月の終わりにはなんて思っていましたから、また予想外の事態になるかも知れません。まぁそうならないよう祈るしかありません。

苦渋の決断

2020年04月17日 23時07分45秒 | 音楽系
本年度開催を予定していた、バロック音楽の旅14シリーズを1年先に延期することに致しました。このシリーズは6月から来年の2月まで6回にわたるシリーズです。

ご承知のように新型コロナウィルスの影響が先々見通せない状況の中、半年以上にわたるシリーズを無事開催できるかその可能性を探ってきました。第二波三波の流行も懸念されますし、そもそも今の大流行がいつ頃収束するのか全く予見できないのが現状です。

本シリーズの受講募集は6月からですが、6月ではどうしても皆さんの心が冷えていて受講生が激減するかも知れません。桑名市では6月初めまでの主催行事等は全て中止になっています。

小規模で開催できる案もいくつか作り検討を重ねてきましたが、安心して実施するには1年延期した方いいという苦渋の決断に至りました。具体的には10月スタートで2月までの講座にする予定です。例年は6月スタートですが、2021年6月だとまだ影響が残っている可能性もあります。しかし秋になればさすがに大丈夫でしょう。

今日も東京では200人を超える感染者がありました。もうしばらくじっとしているしかありません。

マツダCX-30好評発売中!

2020年04月16日 15時54分25秒 | 日々のこと
トランスミッションは6速なので、これが8速ならトルクの高いところを使って細かく変速できるでしょうから、加速感はもっと上がるのではないでしょうか。市内を走っている分には特に問題はならないでしょうけど、高速道路だと少しがっかりする点でしょう。



直進安定性は欧州車とひけをとらないくらいよく、高速道路でも安心して走れると思います。日本車は少しスピードをあげていくとまっすぐ走らないものが多いです。これはボディ剛性の不足によるものだと言われています。私もそうでしたが、皆さん車ってこんなものだと思っているのではないでしょうか。確かに40年以上前の車はどれもふらふらしていましたが、国産車をずっと乗り継いできて、急に欧州車に乗ると驚きます。ただちょっと街中を試乗しただけでは気づきにくいのも事実です。ある程度スピードを上げないとわかりにくいことです。

このスカイアクティブXエンジンは、ハイオクを入れなければならないし、お値段が普通のガソリンエンジン車と比べると70万近く、ディーゼルと比べても40万近く高いのが気になります。

オクタン価の違うヨーロッパでは特に高いガソリンを入れる必要もなく、なぜか車両価格も他のエンジン仕様車とはそれほど開きがないため、スカイアクティブXエンジン搭載モデルは一番の売れ筋だそうです。マツダさん、ここは日本のユーザーのために一肌脱いでディーゼルより10万高、ノーマルガソリンエンジン車より20万高くらいに設定したらバンバン売れると思いますよ。

私は古い世代の人間ですので、マツダ車といえば、冬になると我が家のR360やキャロルを家族総出で後ろから押してエンジンをかけたことがあるとか、もう少しあとだと、「マツダ効果」とか「マツダ地獄」とかいったイメージが心の底にべっとりと張り付いていますので、なかなか手を出すのにためらいがあります。でもそういうイメージも昨今のマツダの真摯な取り組みを見ていますとかなり薄れてきたのも事実です。どうかこのままいい車づくりを続けてプレミアムブランドになってほしいと思います。

車検です。

2020年04月15日 21時03分50秒 | 日々のこと
コロナ禍にあっても車検はしなくてはいけません。地域によっては車検の延長が認められているようですが、三重県では決められた通りです。例によってユーザー車検をしますので、あらかじめミニのディーラーで簡単なチェックをしてもらいました。3年分の点検パッケージを購入しましたので、今回がその最後になります。サービス工場に行って、車を上に上げてもらい各部をみました。そのついでにメカニックのお兄さんにいろいろ質問して教えてもらいました。さすがに3年目なのでとても綺麗です。オイル漏れの箇所も全くありません。エンジンオイルとフィルタは交換、タイヤのローテーション、バッテリチェック、ブレーキパッドのチェックなど一通りしてもらい、今回は基幹部品に関しては交換の必要なしと判断しました。交換したのはワイパーブレードだけで、あとはナビのデータをアップデートしてもらいました。このアップデートだけが有料でした。

さて、検査場に着いてまずするのは、隣の民間検査場に行って光軸の調整をしてもらうことです。光軸テスター券というものを購入して調整してもらいます。昨年の家内の車の車検時には、最近はロービームで測るようになったが、大概不合格になるという話を聞いて、検査ラインに入ったら案の定不合格、再検査はハイビームで行い、かろうじて合格になった経緯がありました。今回はどうなるんでしょ?

必要な書類を事務所で受けつけてもらいます。



今回はなぜか妙に食いつく職員の方がいまして、いろいろいちゃもんを付けられました。点検整備記録簿の「点検又は整備を実施した者の氏名又は名称」欄にミニのディーラーの名前を書いておいたんですが、それなら点検簿を提出せよと仰る。このパターンは30数年前にユーザー車検をし始めたころによくあったパターンです。「失礼ですけど、あなた、最近赴任したばかりの方?ここ30年くらいはそんな質問されたことありませんよ。大体ディーラーでの点検簿も一緒に出せなんてどこにも書いてない。そんな偉そうなこと言っていじめるもんじゃありませんよ」とよっぽど言おうかと思いましたが、思いとどまりました。まぁ相手のプライドを傷つけないよう丸く収めました。(笑)まぁちょっと難儀な人が転勤して来たということです。

ここを過ぎるとあとはいつもの通りスイスイと進みました。光軸チェックも一発合格です。今回はコロナ禍のためでしょうか、とても空いていて検査ラインの待ち時間はなしであっという間(実際は10分くらい)に終わりました。



検査が終わり、また事務所に戻って合格の印が押された検査票を含む書類を提出して、新しい車検証とフロントガラスに貼るシールをもらいます。



今回は重量税が免税であることと、点検に「点検プログラム」を利用したので、経費は自賠責、テスター券、検査代、書類代の3万ちょっとで済みました。めでたし、めでたし。

マツダCX-30好評発売中!(1)

2020年04月14日 10時14分21秒 | 日々のこと
コロナの話題ばかりでは、ちょっと重苦しいので、少し前に試乗しましたマツダCX-30の試乗記でも。

最近のマツダ車はとてもデザインが綺麗で、メーカーの車作りに対する姿勢は賞賛に値すると思います。今回はスカイアクティブXという画期的なエンジン搭載のCX-30に試させていただきました。

このスカイアクティブXというエンジンは、簡単に言うとディーゼルエンジンとガソリンエンジンのいいとこ取りのエンジンだそうです。ディーゼルエンジンはシリンダー内の空気を圧縮して温度を上げて燃料に着火します。ガソリンエンジンの着火は高温の空気ではなく、スパークプラグで行います。ガソリンエンジンの燃料点火をディーゼルと同じようにスパークプラグなしで行う(圧縮着火)というコンセプトで開発を進めたのがこのスカイアクティブXエンジンです。

ただ全ての回転域で圧縮着火をしようとすると具合が悪いところが出てくるらしくて、一部の領域においてはスパークプラグで点火をしているとのことです。このタイプのエンジンをマツダではSPCCISpark (Spark Controlled Compression Ignition:火花点火制御圧縮着火)と読んでいます。まぁ要するに全く新しいメカニズムを持った素晴らしいエンジンということです。(笑)



CX-30のデザインはとても美しく、国産車はもちろん欧州車と比べても全く遜色がありません。内装のセンスもよくアクセルペダルもミニなんかと同じいわゆるオルガン式なのも好印象です。

マツダのお店で試乗をお願いしたお姉さんといっしょに早速スタートです。試乗するときに、いい車はディーラーから道にでる十数メートルで良さが感じられるものです。この点ではスカイアクティブXエンジン搭載のCX-30は大いに期待できるものがありました。

試乗は、国道23号線を経て伊勢湾岸道路「湾岸桑名」の料金所につながるコースです。途中こっそりと時速**kmは出せますので、短いながらもいろんなパターンを体験できます。走り出してすぐに感じたのは、室内の静粛性です。このクラスとしては出色の出来ではないでしょうか。エンジンは軽快に吹き上がりますが、少しトルクが不足気味。どちらかというと回転を上げ目にして加速していくというタイプのエンジンです。でも回転が上がっていく割にはスピードは乗りません。私のミニなら120kmくらいは出ているくらい踏み込んでも実速は意外なくらい低かったです。

先見の明

2020年04月13日 19時46分32秒 | 日々のこと
2月のいつでした忘れましたが、4月25日にゲスト出演することになっていたコンサートが早々と中止になったことに触れて、いくらなんでも4月の後半には収束しているでしょうと、書いたことがありました。続けて、もし収束していないのなら、世の中大混乱ですよ、なんて脳天気に書いていたものでしたが、現在その大混乱中です。

その頃はまだ誰も有名芸能人が亡くなるとか、日本全体が一種のパニック状態になるなんて考えもおよばなかったですが、そのコンサートの主催者の方は先見の明があるというべきか、予言者というべきか。

今年から町内会長を仰せつかっていますが、恒例の町内懇親会も中止になりました。中止を決めるための町内役員会も電話ですませました。ホントはZoomでやりたかったんですが、高齢者が多いのでちょっと無理でした。

長崎くんち奉納踊りは10月だそうですが、早くも中止とのアナウンスが出ています。これはそこに至るまでの稽古での感染を考えてのことのようです。7月11日の隅田川花火も今年は中止、こうなってくると7月終わりの桑名の花火や他地方の花火や夏祭りも中止の判断をするところが出て来そうです。8月のはじめの桑名石取り祭りもあぶないかも知れません。

オンライン・レッスン

2020年04月12日 15時42分42秒 | 音楽系
オンライン・レッスンがいまひとり終わったところです。あともうひとりあります。思ったよりスムーズに進むものですね。オンラインならではの長所もいくつかあって、例えば生徒さんは先生の手をいつも自分と比較しながらレッスンを受けることができることとか、先生の手の様子をアップで見ることができることなどが上げられます。音が今一つなのが残念なところと、あと弦が狂ってるから合わせてあげることができないのも残念。でもこれはチューナーを上手に使えば解決できます。

愛知県も岐阜県も独自の緊急事態宣言を出していますし、三重県の知事も緊急事態宣言こそ出していませんが会見をして注意喚起をしていますのを受けて桑名の教室に来て頂いている方は当面全員オンラインに切り替えて頂きました。

実はこのオンラインレッスン、準備は2月の終わりから始めていました。当時は感染がひどくなりオンラインレッスンが必須になるとは夢にも思わず、全国の広い地域の人にレッスンができるのではと考えてのことでした。オンラインシステムの吟味、こちらのハードウェアの整備、試験を経て、このシステムの評価を行い、3月の中頃には準備が整いました。



カメラとマイクはlogicool C922nを使っていますが、私が購入した3月の上旬はアマゾンで9000円(ミニスタンド付き)ちょっとでしたが、現在どこも在庫がなく、唯一購入可能なアマゾンでは何と47000円!でした。こんなところにも品不足が起きているようです。


ついに・・・

2020年04月11日 11時58分00秒 | 音楽系
4月12日に予定していました、名古屋市のミューズ音楽館ミューズサロンでのコンサートはついに断念せざるを得ない事態になってしましました。ミューズ音楽館が愛知県の非常事態宣言を受けてサロンの閉鎖を決めました。(お店自体は開いているそうです)次の週の金沢市のヤギヤさんでのコンサートも、ヤギヤさんがお店を来週から閉めるとのことですので、こちらも開催できなくなりました。


※ヤギヤさんのコンサートは表紙を少し変えます。

※換気をよくするために3部構成にしてあります。ヤギヤさんの曲目はこれより少し少ないです。

この2つはソロコンサートで、お客さんがたとえ0人になっても開催するつもりでいました。(0人の場合はお店の方に聴いてもらおうと思っていました)これで今年始めから7月まで予定していた8回のコンサートは2月初めのものを除き、全て中止または延期になりました。

2つのソロコンサートのプログラムは、「バッハと私」と題して、自作品・自編曲とバッハ「で構成したものです。バッハも自分で編曲していますので、全曲自編曲とオリジナル作品です。これらのコンサートのために2曲の新作(「べにがらとんぼ」、「風のたよりに」)も作ったんですが残念です。同じプログラムで必ず来年行おうと思っています。いっそこれでリサイタルにすることも考えたりしています。