沖縄の基地問題・・・・私の中の総括

2010年05月28日 | 日々のこと
今回の沖縄の基地問題・・・・10ケ月もかかって・・・・結局ムダだった、と聞き覚えのあるお声が、ラジオから流れてきました。

 たしかに「あ~、バンドラの箱を開けてしまった」と思ったこともありましたが、私にとって今回の一連の騒動はムダだったのかと聞かれれば、決してムダという言葉ではくくれないものを残しました。

 まさしく戦争を知らない年代です。物ごころついた時は沖縄はアメリカのものでしたから。日本に返還された時、日本中がフィーバーした日のことも覚えていますが、それ以上の何者も自分の身に置き換えて考えたことはなかったというのが、いつわりの無い事実です。

 もちろん沖縄には行ったこともありませんから、基地の現状は知りません。
しばしばおきた、米兵による事件にも人様と同じ反応だったと思います。

 毎日繰り返されたマスコミ報道は、日本中の人々に、いやがうえにも沖縄の現状を考えさせたのではないでしょうか。
 これをムダなんて言えるでしょうか。

 戦争に負けた事実・そして反共の砦としての立場もありました。核の傘に守られて・・・自分は理想だけでいいのか・・・・そこまで行くのかと内心びくびくしていましたが。

 戦争は嫌だと誰しも思う所ですが、経験した年代の方がどんどん少なくなっていきます。
今も世界中で戦渦の絶えることはありません。人はおろかな生き物なのですね。

 沖縄の痛みを我が身も分かち合いたいという奇特な地域はなかなかありませんね。大阪の橋本知事の言葉が新鮮でした。・・・・思い切って羽田へもってきたら、と冗談にも提案された方がおられましたが、人の痛みは我慢できるという名文句が昔からありますものね。

 私たちが忘れててはいけないことを、思い出させた貴重な日々ではなかったかと、私は総括したのですが。

依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


【 中島木材のホームページは こちら


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