先日のお寺さんの年1回の定期巡回。
お話いただいたのは島根県浜田市の隆興寺の副住職の柳楽一道氏。
お若いのね、私の半分位の年齢。
しかし、仏道を究めていらっしゃる方の言葉を素直な気持ちでお聞きしました。
なんとメモの用意もしないでお聞きしたこと、後悔しました。
右から左にでていつちゃうおのが頭が切ないわね。
人は過去のいいことは当たり前で、明日の起きもしないことを心配する。
今日の一日を新たに丁寧に生きること・・・・・の積み重ね。
あたりまえがありがたい。
当たり前がどんなにありがたいか、この年齢になればよくわかるわ。
柳楽氏がご縁があって、インドの日本寺に半年派遣されたお話。
仏教発祥の地でもあり、聖地。
そこへ行けば、なにか悟り(?)ならぬ生き方の何かがわかるかもと思っていたが、結局インドでは得られなかったと。
帰国して実家に帰られた夜、布団の中で「それはここにある」ではないかと思ったと。
「あたりまえ」が一番だということを思ったと、その体験から語ってくださった・・・・・・もちろんこんな表現ではなくて、もっと感動的な言葉でね。
いっぱいいいお話してくださって心に染みたわ。
だけど正確にここに記せないから、間違えると申し訳ないからね。
インドのお話の中で「インドに行ったことのある人は?」と問われた。
夫と私が手をあげたらね「どちらへ?」と。
あまり昔過ぎて、とっさには出てこない。
夫が「観光だったので」とサラリと抜けたが。
「インドは、また行きたくなる人と、行きたくない人の2つに分かれますが、
また行きたいですか?」とまた聞かれ。
とりあえず無難に「ハイ」って。
思い出したら、最初は2008年だった、夫と共に地元の金融機関の視察旅行で行った。
ブログに旅行記として残したが、感動物だった。
遠藤周作氏の「赤い河」を読んでいた私は、どうしてもガンジス川のほとりに立ちたくて、10年後、ガンジス川がコースに入っているツアーでもう1度。
この10年間のインドの変わりよう。
内側にいれば、徐々だからわからないかもしれないが、外から行った私は衝撃的だった。
しかし所詮は観光旅行。
ツアーのガイドは、ガンジス川の後のバスに戻るまでの、雑踏の中を駆け抜けた。目印の旗を見失うまいと、一番見たい部分なのにと思いつつ走り抜けた。
「どうして?」と問うたら、「面倒に巻き込まれたくないから」だそうで・・・・・。
たしかに面倒には巻き込まれないだろうけど・・・・・・。
ツアー客はだれも満足しなかったハズ。
結局、バスの中から眺める観光なんだわね。
万事が万事のガイド氏、仕事がないと言っていた。
南インドをと営業されたけど、このガイド氏だけはイヤだと思ったもの。
2008年当時、インドの人口は25歳以下が50%だった。
元気のいい国はそうなのよね。
少子高齢化の我が国が手本のような中国。
もうまもなくインドが、真ん中に来るだろうな。
ガンジスのほとりに立って・・・・・・そこに遠藤周作の世界は見つからなかった。
見つけられなかったんだね。
もう3度目は無いって思った(笑)
でも観光でないなら、行って見たい・・・・・ものすごい国だもの。

写真は、昨日のパラダの桜まつり。
今日もやっています。
桜は来週満開のハズ。
お読みいただきありがとうございました。
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