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わたしの高校時代の勉強

2008年03月07日 | その他もろもろ
この間中学時代の勉強の話を書いたので、今日は高校時代の話。

私は中学まで数学がちょっと苦手でした。理科ももうひとつ。英語も苦手でした。納得がいかなかったんですね、なぜそうなるのかがわからない。たとえば酸素は酸素原子が二つついて、O2という形で存在する、と習うんですが、なぜ二つ一緒でないといけないのか理解できない。英語ではtheは一回話に出てきた名詞につけるものだと習うんですが、じゃあなぜ学校とか図書館は初めて話に出てきてもtheなのか。先生に聞きに行っても全然きちんと説明してくれませんでした。

それがですね。
高校に行ったら急にすとーんとわかるようになったんです。たとえば先の酸素分子のことですが、電子のことを習ったとき、なんで中学で教えてくれなかったんだ、これを知ってたら、もっとすんなりわかったのに!!とほんとに思いました。数学も化学も、本当にびっくりするくらいわかるようになりました。

それ以来、勉強というのはパズルだなと思っています。
最初は一つ一つのピースしか見ないから全然わからない。だけどだんだん埋まっていけば、いつかは最後のピースがばしっと入る。だから最初は角のところとか端のところとかわかるところを埋めていくんです。いつかは全部がつながります。

だけど、それだけじゃなく、私は高校生活が幸運でした。
地理と理科と数学の先生に特に恵まれたと思います。小学校の終わりには獣医学科に進みたいと決めていた私が、でも数学も理科も苦手な中学生だったのに、高校時代に挽回をはかれたのは、先生に恵まれたことが大きかったと思います。反対に、英語だけは最後までだめでした。だから大人になるまで持ち越してしまい、アメリカでさんざん苦労して、ようやく少しはできるようになったのですが、今にして思えば、高校時代にもっとちゃんと英語をやっていれば。悔いが残ります。

でも、こうやって苦労してきたからこそ、人にも教えられるのですよね。
高校時代の先生たちに教わったことも、今も私の中に生きています。できなかった自分ができるようになる。わかるようになる。その先にいけるようになる。そういう手助けを、今度は私がやろうと思って学生の皆さんを教えています。
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