![]() | 理科系の作文技術 (中公新書 (624)) |
木下是雄 | |
中央公論新社 |
なんと75刷、88万部だそうです。
売れまくってますね。
当然、古い本なんですが、これはぜひとも学生に読んでもらいたいですね。
タイプライターだのスライドだの出てきてびっくりするかもしれませんが、それは読み飛ばせばいいです。
多岐にわたる内容をそれぞれまとめ一冊の本(報告書)にするときの組み立て方、は非常に参考になりました。(p55 カードによる整理・収束法)
たとえば分科会がいくつかある委員会で、最終報告をまとめる、というようなイメージです。
また、最後に口頭発表の準備の仕方もかなり丁寧に書かれているのですが、これは学生にはとても役に立つと思います。
きちんと原稿を書いて練習をし、本番はメモを手にしゃべる。まあ当たり前なんですが、この本では非常に具体的にそれが示されていて、図解もわかりやすいです。
わたしもこれから学会発表が続くので、しっかり準備したいと思います。