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アメリカのサマーキャンプ

2007年02月10日 | アメリカ生活
アメリカは夏休みが長いので、子ども達はサマーキャンプに行くことが多いです。デイキャンプと言って、毎日通うもの。オーバーナイトキャンプと言って宿泊を伴うもの。二泊三日というような短いものから、2週間というプログラムまであります。2週間のプログラムは、通常6月末から8月中旬まで繰り返され、その間、キャンプ地にずっと滞在することが可能な場合もあります。

アメリカにいた頃、「夏にアメリカに行くのでサマーキャンプに参加させたい。」「子どもをサマーキャンプにいれたいので、夏に渡米したい。」と、よく日本の方に相談されました。日本では英語ブームがすごいです。とくに子どもに早期教育させたいという親御さんはめちゃくちゃ多いです。幼児の英語クラスはどこも大人気。そこで、親子短期留学などを計画される方が多いようなのです。

しかし、基本的に、親がキャンプの情報を集め、内容を吟味し、すべての手配ができ、子どもも、新しい環境にすぐ馴染める性格で、冒険を好む場合以外は、あまり簡単に子どもをサマーキャンプに放り込むべきではありません。また、10才より小さい子を長期のオーバーナイトキャンプに入れるのはアメリカ人でも難しい場合があることを知ってほしいです。

ハワイなど日本人の受け入れになれている地域で、なるべく短めのプログラムからはじめるのがいいと思います。もし、すでに英語がある程度になっていて、本人も意欲があるならば、普通のサマーキャンプを検討してもいいかもしれません。その場合、やはり行動は早めに。サマーキャンプの申し込みは1月から始まります。評判の良いところは3月には埋まってしまいます。

また、見落としがちなのが「健康診断票の提出」。アメリカでは決められた予防接種を済ませていないと、集団のプログラムには原則入れられません。

さて我が家では、渡米した翌年から毎年子ども達はサマーキャンプに行きました。毎日毎日泳いだりサッカーしたり、工作をしたりクッキングをしたり。ほとんどの場合は地元の近くのキャンプに行きました。それでも毎年1月にはキャンプのパンフレットを集め、いろいろと検討しました。自家用飛行機で現地集合、というおそるべき富豪向けキャンプから、ミリタリーのめちゃめちゃ安いけどサバイバルなキャンプまで、本当にいろいろあっておもしろいです。ミリタリーのキャンプでは「このキャンプではお風呂にはいることはできません。行水はすべて川です。そういうことに耐えられないとお考えのご家庭はご遠慮下さい。また、ご両親がそういったキャンプに賛成の場合でも、お子さんの考えはちがいます。申し込む前に十分家族で話し合いを持ち、納得してからお申し込み下さい。」などと書かれていて、笑いました。うちでも長男に「どう?」と勧めましたが、すぐさま却下されました。
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