「由(よ)らしむべし知らしむべからず」という言葉は、民主的でない、傲慢だと悪い意味に受け取られている。しかし、この言葉は元来、良い意味の言葉だったのだ。
この言葉は由来を論語にもつ。為政者が政策の意味を説明しても民には理解できない、という意味である。
だから為政者は民に対しては四の五の言わずに、民の信頼を勝ち得て、民が進んで付いて来るようにせよ、という為政者の心得を説いた言葉である。
私には信頼できる外科医が一人いる。彼に手術してもらえるなら、いちいち細かい説明なぞ要らない。確実に最善の方法をとってくれると信じているからである。インフォームドコンセントなんて彼の場合は必要ない。
この外科医のようなあり方を「由らしむべし知らしむべからず」というのだ。繰り返すが、この言葉はもともとは良い意味に使われていたのである。
この言葉は由来を論語にもつ。為政者が政策の意味を説明しても民には理解できない、という意味である。
だから為政者は民に対しては四の五の言わずに、民の信頼を勝ち得て、民が進んで付いて来るようにせよ、という為政者の心得を説いた言葉である。
私には信頼できる外科医が一人いる。彼に手術してもらえるなら、いちいち細かい説明なぞ要らない。確実に最善の方法をとってくれると信じているからである。インフォームドコンセントなんて彼の場合は必要ない。
この外科医のようなあり方を「由らしむべし知らしむべからず」というのだ。繰り返すが、この言葉はもともとは良い意味に使われていたのである。