院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

寿司ネタとしての玉子焼き

2008-01-12 14:10:14 | Weblog
 昔、寿司ネタの玉子といえば、エビのすり身入りの玉子焼きだった。ダテ巻きのような玉子焼きである。

 いつの頃からか、寿司屋で玉子というと、普通のダシ巻き玉子が出てくるようになった。エビのすり身入り玉子はもはやどこの寿司屋も置いていない。

 どうしてこのようになってしまったのだろうか?寿司ネタとしては、ダシ巻き玉子よりエビのすり身入り玉子のほうが断然おいしいのに・・・。

 かつて玉子は「高級品」だった。だからエビのすり身は混ぜ物と見なされて、ダシ巻き玉子のような純粋な玉子焼きのほうが高級とされたのではないか?

 でも、玉子焼きにエビのすり身を入れるのは、カサを増やすためではない。そのほうが、寿司飯に合うからだ。

 なのに未だにエビのすり身入り玉子が下に見られるのは、口惜しい。

 コンビニの寿司などに、たまにエビのすり身入り玉子が使われている。それで下に見られてしまうのだろう。