院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

古紙に群がる利権

2008-01-20 15:16:17 | Weblog
 昨日述べた古紙の利用率改ざんには元には、良質な古紙の不足があるらしい。

 良質な古紙はみな中国へ輸出されてしまい、残りは不良な古紙だという。そこで大きな疑問がひとつ発生する。

 良質な古紙とは、老人会や子供会が毎月集める古紙ではないか?それが中国へ行ってしまうとは、どういう仕組みになっているのだろうか?

 常識的に考えると、中国のほうが古紙を高く買ってくれるからだろう。そこには経済原理がある。でも、ボランティアで集めた古紙が経済原理の上で取り引きされるようになることが、そもそもおかしい。誰かが儲けているのだ。

 いつぞや述べたとおり(2007.5.30)ちり紙交換業者を撲滅させてまでして設けた古紙回収ボランティア制度である。それが経済原理で取り引きされるようになったとすると、ボランティアの苦労はどうなる?

 ボランティア制度を利用して儲けるというのは、もっともはしたない仕業である。