すごい本が出た。書名を「地球温暖化論のウソとワナ」という。KKベストセラーからの出版で、著者は伊藤公紀氏、渡辺正氏である。2人とも現役の科学者である。
この本は、私がこの欄に2年間にわたって疑問を呈してきた問題に対する解答が、全部書いてある。今年の5月が初版だが、私は気付かなかった。
地球温暖化に関する水蒸気の寄与度は90%だそうである。あとの10%がCO2 やメタンや、微粒子である。寄与度について、私はこの本で初めて知った。
人為的なCO2 と火山などによるCO2 との量は、いずれも微々たるものだということも初めて知った。
科学界では、真面目な科学者はみな地球温暖化論に疑問をもっているのだという。ただ、環境問題(気象問題)というのは、人体にも匹敵する極端な複雑系なので、良心的な科学者は発言を控えているようだ。
本書によれば、地球温暖化論は1988年の米議会での公聴会で、ジェームズ・ハンセンという学者が、地球は温暖化しており、その元凶は人為的CO2 だと発言したことから始まった。
科学論文を書いたことがある人には分かるだろうが、ハンセンの主張は、査読という壁を乗り越えて学術雑誌に掲載された論ではなく、無価値な放言に過ぎない。つまり、根拠が希薄なのである。
しかも、その放言は、暑い日に米議会の冷房を切って発言されたと本書にはある。これが事実だとしたら、議員に影響を与えるべく画策された陰謀的発言というしかない。
このように作り出された雰囲気を、わが国で開かれた「京都会議」が後押しをした。温暖化は科学的な議論を離れて、政治的なパワーゲームの材料となったのが「京都会議」である。
CO2 が温暖化の原因と確定する以前に、京都議定書が批准されて、わが国は大いなる損害をこうむることになる。排出権取引なんて、机上の空論である。わが国は外国に多大な排出権料を支払うことになった。とくにロシアに対しては2兆円である。えたいの知れない排出権料なるものに2兆円だと。これは、国益に反する。
詳細は本書を読んでいただくことにして、日本の国民もいい加減に目覚めてほしい。マスコミも目覚めてほしい。
百歩譲って、温暖化が本当に起こっているとして、なんの悪いことがあるのか?恐竜時代は今より6度も高かったのである。だから恐竜やその餌になる植物が繁栄できた。
ツバルの元首は、海面が上がったと騒いでいるが、実はツバルの海面は上昇していないのだそうだ。ただ、たまたま水浸しになったツバルの映像を流し続けるから、世界中が信じてしまう。(ツバルが水浸しになった映像はそれしかない)。
私は科学者のはしくれだから、本書の主張がよく分かる。もう、この欄でこれ以上、地球温暖化論批判やCO2 元凶論批判をやらないで済むと思うとほっとする。
本書は地球温暖化論を「史上最悪の科学スキャンダル」と呼んでいる。
この本は、私がこの欄に2年間にわたって疑問を呈してきた問題に対する解答が、全部書いてある。今年の5月が初版だが、私は気付かなかった。
地球温暖化に関する水蒸気の寄与度は90%だそうである。あとの10%がCO2 やメタンや、微粒子である。寄与度について、私はこの本で初めて知った。
人為的なCO2 と火山などによるCO2 との量は、いずれも微々たるものだということも初めて知った。
科学界では、真面目な科学者はみな地球温暖化論に疑問をもっているのだという。ただ、環境問題(気象問題)というのは、人体にも匹敵する極端な複雑系なので、良心的な科学者は発言を控えているようだ。
本書によれば、地球温暖化論は1988年の米議会での公聴会で、ジェームズ・ハンセンという学者が、地球は温暖化しており、その元凶は人為的CO2 だと発言したことから始まった。
科学論文を書いたことがある人には分かるだろうが、ハンセンの主張は、査読という壁を乗り越えて学術雑誌に掲載された論ではなく、無価値な放言に過ぎない。つまり、根拠が希薄なのである。
しかも、その放言は、暑い日に米議会の冷房を切って発言されたと本書にはある。これが事実だとしたら、議員に影響を与えるべく画策された陰謀的発言というしかない。
このように作り出された雰囲気を、わが国で開かれた「京都会議」が後押しをした。温暖化は科学的な議論を離れて、政治的なパワーゲームの材料となったのが「京都会議」である。
CO2 が温暖化の原因と確定する以前に、京都議定書が批准されて、わが国は大いなる損害をこうむることになる。排出権取引なんて、机上の空論である。わが国は外国に多大な排出権料を支払うことになった。とくにロシアに対しては2兆円である。えたいの知れない排出権料なるものに2兆円だと。これは、国益に反する。
詳細は本書を読んでいただくことにして、日本の国民もいい加減に目覚めてほしい。マスコミも目覚めてほしい。
百歩譲って、温暖化が本当に起こっているとして、なんの悪いことがあるのか?恐竜時代は今より6度も高かったのである。だから恐竜やその餌になる植物が繁栄できた。
ツバルの元首は、海面が上がったと騒いでいるが、実はツバルの海面は上昇していないのだそうだ。ただ、たまたま水浸しになったツバルの映像を流し続けるから、世界中が信じてしまう。(ツバルが水浸しになった映像はそれしかない)。
私は科学者のはしくれだから、本書の主張がよく分かる。もう、この欄でこれ以上、地球温暖化論批判やCO2 元凶論批判をやらないで済むと思うとほっとする。
本書は地球温暖化論を「史上最悪の科学スキャンダル」と呼んでいる。