院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

「自我」がなければ何もない

2008-08-28 08:27:49 | Weblog
 「何にもない」ということは文字通り「何にもない」ということである。

 世の中で「ある」ことは「自我」だけである。これは疑いようもなく「ある」ことである。その「自我」が宇宙を創造した。「自我」がなければ、宇宙があるとかないとか言うことはできないだろう。

 どうして「自我」があるのか、これは永遠の謎である。あるものは仕方がないとしか言いようがない。

 世の中のあらゆるものが、本当に存在するのかとつきつめて行った時、どうしても疑えないのが「私は存在する」ということである。

 だから「私」がなくなってしまえば、何にもなくなる。宇宙もエネルギーも物質もすべて「無」になるのである。要するに存在するのは「自我」だけで、それが無くなれば、もう何にもないのである。