この夏季休暇に北海道へ行ってきた。北海道はもう何度も行ったが、いつも「秘境」としての驚きがあった。それが、今回はなかった。
20年前の冬、帯広へ行った。千歳空港から帯広までの列車は雪景色の中を走った。景色はどこまでも白一色。これが北海道の冬の姿なのかと感動した。
途中、不自然な人工建築がトマムというところにあった。これもご愛嬌だった。結局、トマムのリゾート開発は失敗に終わった。バブル絶頂期のことだった。
今回、襟裳岬に回った。しかし、強風と寒さでレンタカーを降りたのは数分だった。これが襟裳の夏なのかと、妙に納得した。
帯広へ行った。帯広は20年前とは比較にならないほど開発されていた。前はさびれた町だった。ホテルも駅ホテルだけだったように記憶する。宿泊費は破格に安かった。その夜、私は帯広の町でうどん屋を探した。でも、一軒もなかった。
帯広ではうどんを食べる習慣がないのかと思った。しかたなく、見つけた食い物やで晩飯を済ませた。
私はさびれた町が好きだ。帯広はもうさびれた町ではない。
次にさびれた町を探そうとして、今、探しあぐねているところである。
20年前の冬、帯広へ行った。千歳空港から帯広までの列車は雪景色の中を走った。景色はどこまでも白一色。これが北海道の冬の姿なのかと感動した。
途中、不自然な人工建築がトマムというところにあった。これもご愛嬌だった。結局、トマムのリゾート開発は失敗に終わった。バブル絶頂期のことだった。
今回、襟裳岬に回った。しかし、強風と寒さでレンタカーを降りたのは数分だった。これが襟裳の夏なのかと、妙に納得した。
帯広へ行った。帯広は20年前とは比較にならないほど開発されていた。前はさびれた町だった。ホテルも駅ホテルだけだったように記憶する。宿泊費は破格に安かった。その夜、私は帯広の町でうどん屋を探した。でも、一軒もなかった。
帯広ではうどんを食べる習慣がないのかと思った。しかたなく、見つけた食い物やで晩飯を済ませた。
私はさびれた町が好きだ。帯広はもうさびれた町ではない。
次にさびれた町を探そうとして、今、探しあぐねているところである。