院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

帯広は変わった

2008-08-26 08:37:13 | Weblog
 この夏季休暇に北海道へ行ってきた。北海道はもう何度も行ったが、いつも「秘境」としての驚きがあった。それが、今回はなかった。

 20年前の冬、帯広へ行った。千歳空港から帯広までの列車は雪景色の中を走った。景色はどこまでも白一色。これが北海道の冬の姿なのかと感動した。

 途中、不自然な人工建築がトマムというところにあった。これもご愛嬌だった。結局、トマムのリゾート開発は失敗に終わった。バブル絶頂期のことだった。

 今回、襟裳岬に回った。しかし、強風と寒さでレンタカーを降りたのは数分だった。これが襟裳の夏なのかと、妙に納得した。

 帯広へ行った。帯広は20年前とは比較にならないほど開発されていた。前はさびれた町だった。ホテルも駅ホテルだけだったように記憶する。宿泊費は破格に安かった。その夜、私は帯広の町でうどん屋を探した。でも、一軒もなかった。

 帯広ではうどんを食べる習慣がないのかと思った。しかたなく、見つけた食い物やで晩飯を済ませた。

 私はさびれた町が好きだ。帯広はもうさびれた町ではない。

 次にさびれた町を探そうとして、今、探しあぐねているところである。