急坂を自転車で登るとき、斜めに登るとよいとされる。実際、急坂を自転車でシグザグに登っている人を見かける。
斜めに登ると、距離が長くなる分だけ、傾斜が緩やかになる。だから、自転車から降りずに登れるのだ。
階段も斜めに登ると楽だと、昔、少年雑誌に書いてあった。実際にやってみたが、真っ直ぐに登るのとそう変わらなかった。なぜだろうか?
階段は、斜めに登っても、一段の落差が同じである。それで、さほどの恩恵を感じないのだろうと思った。しかし、階段を斜めに登ると、確かに距離は長くなる。だから、もし「斜め登り」の恩恵を受けようとするなら、一段を一歩で登るのではなく、階段の上で二歩くらい足踏みをしなくてはならない。
この足踏みをしないで登ると、階段を斜めに登る恩恵を受けられない。
だが、足踏みをするなら、真っ直ぐに登っても、一段ごとに足踏みをするのと同じである。一段ごとに足踏みをすると、却って疲れるかもしれない。だから、急坂を斜めに登るほどの恩恵を、階段では受けることができない。
以上のようなことは、少年雑誌にはまったく書いてなかった。
斜めに登ると、距離が長くなる分だけ、傾斜が緩やかになる。だから、自転車から降りずに登れるのだ。
階段も斜めに登ると楽だと、昔、少年雑誌に書いてあった。実際にやってみたが、真っ直ぐに登るのとそう変わらなかった。なぜだろうか?
階段は、斜めに登っても、一段の落差が同じである。それで、さほどの恩恵を感じないのだろうと思った。しかし、階段を斜めに登ると、確かに距離は長くなる。だから、もし「斜め登り」の恩恵を受けようとするなら、一段を一歩で登るのではなく、階段の上で二歩くらい足踏みをしなくてはならない。
この足踏みをしないで登ると、階段を斜めに登る恩恵を受けられない。
だが、足踏みをするなら、真っ直ぐに登っても、一段ごとに足踏みをするのと同じである。一段ごとに足踏みをすると、却って疲れるかもしれない。だから、急坂を斜めに登るほどの恩恵を、階段では受けることができない。
以上のようなことは、少年雑誌にはまったく書いてなかった。