俳句を初めて25年にもなるのに、まだ語尾で迷うことがある。たとえば次の拙句。
マッサージチェアが添水(そうづ)の庭を向く
ここで添水とは、竹筒に水をためていっぱいになると水を吐きだし、竹筒が倒れてカタンと鳴る庭にある装置。鹿威し(ししおどし)とも呼ばれ、秋の季語である。
(大谷ごふく店ホームページより。)
上の例はもっともオーソドックスな終止形である。ところが川柳に多いのだが、止めない場合がある。
マッサージチェアが添水の庭を向き
さらに、俳句でしか用いられない用法、すなわち「し」で過去を表わす仕方がある。連体形で止めるので、文法的におかしいという意見がある。
マッサージチェアが添水の庭向きし
普通の過去形なら次のようになる。
マッサージチェアが添水の庭向きぬ
感覚的に一番良いと私が思うのは、最初の例である。なぜ最初の例が一番良いと感じるのか、未だに分からないでいる。
マッサージチェアが添水(そうづ)の庭を向く
ここで添水とは、竹筒に水をためていっぱいになると水を吐きだし、竹筒が倒れてカタンと鳴る庭にある装置。鹿威し(ししおどし)とも呼ばれ、秋の季語である。
(大谷ごふく店ホームページより。)
上の例はもっともオーソドックスな終止形である。ところが川柳に多いのだが、止めない場合がある。
マッサージチェアが添水の庭を向き
さらに、俳句でしか用いられない用法、すなわち「し」で過去を表わす仕方がある。連体形で止めるので、文法的におかしいという意見がある。
マッサージチェアが添水の庭向きし
普通の過去形なら次のようになる。
マッサージチェアが添水の庭向きぬ
感覚的に一番良いと私が思うのは、最初の例である。なぜ最初の例が一番良いと感じるのか、未だに分からないでいる。