(西遊旅行ホームページより引用。パプアニューギニアの原住民。)
私が高校生のころ、朝日新聞に「ニューギニア高地人」という探検シリーズがあった。ニューギニア奥地にまだ文明と接していない民族がいて、彼らをルポした記事である。
ニューギニア高地人がどのような生活をしていたのか、もう記憶がない。男は完全な裸ではなく、「ゴサガ」というペニスケースを着けていたことだけが印象に残っている。
現在、未開民族のどのようなルポを見ても、ナタのような刃物だけは必ず持っているのが不思議である。ナタは鉄器である。製鉄技術のない彼らがどこからナタを入手したのだろうか?
ナタがなければ彼らの生活は立ち行かないように思う。矢は木製だが、矢を削るのは鉄製のナタである。ときには金属製の鍋をもっている。まったく文明と隔絶された未開民族は、もういないのだろうか?