(4travel.jp より引用。ミャンマーの庶民。)
あるエコノミストによれば、経済のグローバリゼーションとは労働力を買い叩くことだという。グローバル企業は賃金の安い国へとシフトしていく。日本の企業も最近まで中国だったが、中国の賃金上昇にともない今ミャンマーを狙っている。
グローバル企業は必ずしも母国にお金を落とさない。税金の安い国を捜していくことはマイクロソフト、グーグルで見たとおりである。
わが国の企業は、ミャンマーを勤勉で真面目な仏教国として、その労働力に期待している。資本が投入されればミャンマー人の収入は上がるだろう。しかし、伝統の「タナカ」は瞬く間に姿を消すだろう。
タナカとは写真左下の少女が顔につけている白粉のようなもので、日焼け止めと皮膚の保護を兼ねた昔からの化粧品のたぐいである。
生活レベルが先進国化すれば、タナカが絶滅することはアウン・サン・スーチーさんがタナカをつけていないことからも分かる。
そして、ミャンマー人の安い労働力が利用できるようになると、日本国内の労働者の賃金が下がるだろう。こういうことをグローバル化というらしい。