院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

1円でも安いトイレットペーパーを求めて

2015-02-02 05:49:32 | 経済

(「野菜の日」の品川ジャスコ。47NEWS より引用。)

 節約家の主婦ならスーパーのチラシをを見て、1円でも安い店に行くでしょう。しかし、そのスーパーがふだん行く店より1,2km離れていたらどうでしょうか?徒歩にしても自転車にしても、何カロリーかは余分に使うでしょう。それでも安い店に行く人もいるといいます。(10キロカロリー余分に使うとして、牛乳なら8ml程度です。1円で牛乳8mlは買えません。)

 会社などの節約運動で、鉛筆は5cmまで使え、コピー用紙は裏も使えというようなお触れが出ることがあります。細かいところまで節約すれば、当然大きなところでも節約するだろうとこのお触れは期待しています。

 でも、このようなお触れは1円でも安いスーパーに行くことと似て、細かいところに注目するあまり別のところで損をする可能性はないでしょうか?または、精神論で終わってしまい、実効性はないのでは?

(ある行動が予想通りの結果にならない分かりやすい例は明日。)


※今日、気にとまった短歌

  「もう行くか」「うん、また来る」で父と子は一年分のさよならを済ます (船橋市)鈴木久吉