(マーガレット・マーラー。1897-1985 )
発達心理学者マーガレット・マーラーは、母親からの分離独立の過程として子どもの心的発達をとらえました。彼女によれば、思春期の第二反抗期をへて子どもは独立し、その後親と和解することによって完全な大人になるとされています。
ところが、私自身第二反抗期がなかったし、私の子どもたちもなかったのですね。私の周囲には第二反抗期がなかった人がけっこういます。ということは、第二反抗期は第一反抗期(なんでもイヤイヤ)よりも文化依存性が高いのではないでしょうか?(日本のむかしの武家だったら、第二反抗期の時期は元服のころで、もう大人として扱われましたしね。)
フロイトの有名なエディプス期の(父親による)去勢恐怖を、日本人で経験した人がどれだけおられますか?エディプスコンプレクス概念も19世紀のヨーロッパ文化によるのではないか?またはもっと狭く、エディプスコンプレクスはフロイト家だけに特有の現象だったのではないかと言う人もいるほどです。(フロイトは自分自身を観察して理論を打ち立てました。)
※今日、気にとまった短歌
自転車をならべて走ったあの道を走ると心に雨が降るんだ (筑波大学付属坂戸高校)藤澤真由子
発達心理学者マーガレット・マーラーは、母親からの分離独立の過程として子どもの心的発達をとらえました。彼女によれば、思春期の第二反抗期をへて子どもは独立し、その後親と和解することによって完全な大人になるとされています。
ところが、私自身第二反抗期がなかったし、私の子どもたちもなかったのですね。私の周囲には第二反抗期がなかった人がけっこういます。ということは、第二反抗期は第一反抗期(なんでもイヤイヤ)よりも文化依存性が高いのではないでしょうか?(日本のむかしの武家だったら、第二反抗期の時期は元服のころで、もう大人として扱われましたしね。)
フロイトの有名なエディプス期の(父親による)去勢恐怖を、日本人で経験した人がどれだけおられますか?エディプスコンプレクス概念も19世紀のヨーロッパ文化によるのではないか?またはもっと狭く、エディプスコンプレクスはフロイト家だけに特有の現象だったのではないかと言う人もいるほどです。(フロイトは自分自身を観察して理論を打ち立てました。)
※今日、気にとまった短歌
自転車をならべて走ったあの道を走ると心に雨が降るんだ (筑波大学付属坂戸高校)藤澤真由子