(行列のできる法律相談所。テレビドガッチより引用。)
2015-03-08 の記事で、法曹界がみずからの仕事をコンピュータに乗せる努力をしてこなかったと批判した。そのときは、裁判官の独立性から考えて、裁判までコンピュータで行うのは無理だろうと考えた。
だが、そうでもないらしい。どんな裁判官が担当しても同じ判決が出るルーチーンな事件のほうが実は多いようだ。
上の写真の番組で、弁護士ごとに違った見解が出るのは、わざわざそういう微妙な事例をもってきているからだ。弁護士にもルーチーンな仕事のほうが多いのではないか?
法律は自然現象ではなく人為的に作られた「ルール」だから、本当はもっともコンピュータ化に馴染むのではないか?
人体は自然現象でルールも複雑である。にもかかわらず、医学は多くの部分でコンピュータ化を進めてきた。いずれ、医者さえ要らなくなるだろう。(自己価値の温存という点では、コンピュータ化を怠ってきた法曹界のほうが利口かもしれないが。)
※今日、気にとまった短歌
切れ切れの景色つないで春を見る新幹線の窓側の席 (岩手県)貝沼正子