院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

蔵があるお宅

2017-09-11 10:51:31 | 生活
 お金が儲かることを俗に「蔵が建つ」という。私が居住する地域には蔵をもっている家がけっこうある。(米蔵とか酒蔵のような特定の用途に使用するのではなく、燃えては困るお宝を収蔵するための蔵だ)。


(平福の土蔵群。ウィキペディアより引用)。

 上の平福の蔵町には商品がしまってある。きょう話したいのは、そういう蔵ではなく、大事なものを入れておく個人の蔵についてである。

 下の写真は拙宅の向かいの家。右側に蔵がある。手前の流れは川ではなくて農業用水路だ。この家も元来農家で、おじいさんがビニールハウスでせっせと仕事をしている。息子さんの仕事は知らないが、もう農業ではないだろう。

 この蔵はいつからあるのだろうか?新しく蔵を建てる人は少ないから、むかしからあるのだろう。何がはいっているのだろうか?


(向かいの家の蔵。筆者撮影)。

 蔵を壊したり整理したりするときに、思わぬお宝が出てくることがある。(これを蔵出しという)。そこをねらって骨董商が全国から群がる。さいきんは、そのようなことが少なくなったので骨董商は新しいお宝を発見できなくなったと嘆いている。

 まれにだが蔵に住んでいる人がいる。なぜだかは知らない。新築の家に蔵のデザインをほどこした人が少し離れたところにいる。なかなか見栄えのする家である。ちょっと遠いので写真は撮っていない。

 私は蔵が欲しいとおもっているけれども、入れておくものがないので蔵は建てていない。そのうちに観光用以外の蔵は絶滅するだろう。

 ※私の俳句(秋)
    秋深し蔵ある家の朝支度

外来生物はそんなにいけないか?

2017-09-11 00:53:17 | 環境

(ブラックバス。ウィキペディアより引用)。

 たとえば琵琶湖で外来生物であるブラックバスやブルーギルが問題になっている。琵琶湖のアユを絶滅させるというのだ。エサがなくなれば捕食者も生きていけないことは数日前に書いた。(「生態系の絶妙さ」2017-09-02)。いずれ安定した生態系になるだろう。琵琶湖のアユは減少するかもしれないが絶滅はしない。

 外来種の移入はいま始まったことではない。日本各地にある「アジサイ寺」のほとんどは毬状のアジサイを植えており、毬状のアジサイは外来種である。


(あじさい寺のひとつ大泉寺。ウィキペディアより引用)。

 ブラックバスは養殖のため明治時代に放流されたらしい。つまり、食べておいしいということだ。だったら、どんどん獲って食べるべし。


(セイタカアワダチソウ。あきた森作りサポートセンターのHPより引用)。

 さいきん話題にならないが、セイタカアワダチソウも外来種として一時騒がれた。いまでは秋の風景をいろどる植物に「出世」しており、あれを美しいと感じる人もいるほどだ。

 人為によろうが、火山や洪水などの自然現象によろうが、生態系は日々変遷していくものである。だから、在来種保護はノスタルジーに過ぎないと私は思う。(環境問題を持ち出す必要はない!)。

 ※私の俳句(秋)
    眠られぬ夜は庭に出て虫を浴ぶ