(オサマ・ビンラディン。朝日新聞デジタルより引用。)
むかしニュージーランドに旅行したとき、私の担当ガイドは日本人コミュニティーに住むお婆さんでした。お婆さんは「韓国人や中国人が悪いことをすると、日本人もいっしょくたに悪者にされる」と嘆いていました。
われわれ日本人でさえ、日中韓人はしゃべらなければ区別がつきませんから、ニュージーランド人が混同するのは仕方のないことです。これが素人の限界でしょう。
中東のムスリムがみなテロリストではないことは、わかっています。ただし、個別のケースでもそれを自信をもって言えるのは、やはりプロ級の人だけではないでしょうか?
素人には区別がつかないことに区別をつけるのが、プロの役割です。例えば精神科医は、本物のうつ病と似て非なる病態の区別ができます。魚河岸の仲買人は魚の善し悪しの区別が、骨董屋は100万円の茶碗と100円の茶碗が区別できます。
区別ができない!!これが素人の特徴とさえ言えるのではないでしょうか?
(過去の記事「玄人と素人」もご参照ください。)
※今日、気にとまった短歌
冬の燈に切手シートを透かしつつミシン目どおりゆっくり離す (館林市)本川みや子