今回、OPアンプによるMCヘッドアンプを作ってみました。JRC製オーディオ用ローノイズOP-AMP NJM4580(2個で100円)で+-電源用なので、電源は006P乾電池(単三2本3Vでも動作しました)を使い、1/2に分圧してレールtoレールで動作させました。増幅率は20倍です。特性は以下のEXCELファイルのとおりで100Hz~300kHzはフラットです。高域は延びすぎで、低域は電解コンデンサの容量を増やせばもっと延びるかと思います。ノイズはいくらローノイズとあってもボリュームを最大にすると気になります。ICはソケット式にしてあるので、汎用単一電源LM358Nと比べましたが、これだとかなりノイズが増えます。同じローノイズのNJM2114(1個180円)も比べましたが周波数特性は400kHzにピークが有るものの1MHzまで延びています。ノイズはNJM4580より少し多いかなといった程度です。トランスと違って商用周波の影響は有りませんが、ノイズをどこまで我慢するかです。(普通の再生音量では気になりませんが)とにかく安く簡単に出来るので、ノイズにシビアでなければ使って見るのもいいかも!(全部の材料費1000円位です)回路図が古かったので更新しました。
周波数特性「f.xls」をダウンロード 回路図「MC-AMP.pdf」をダウンロード