トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

デジタル温度計の消費電流が減らない

2008-10-19 21:44:03 | 電子工作

Img_5075 Img_5076

お詫び、先日書いたこのブログですが、タイトルおよび文章が「デジタルクロック」となっておりました。「デジタル温度計」の間違いです。ここに訂正します。

今度、電子工作サークルで製作する、PICを使った「デジタル温度計」だが、電池駆動としたいので、出来るだけ消費電流を少なくしようと、吉本先生に色々と実験していただいた。

PICにスリープモード機能を追加、動作時12mA、スリープ時1.6mA(入力のOP-AMPもスリープ時OFFさせている)とのこと。

後は液晶のOFFであるが、どうも液晶のON/OFFが出来ないという。そんなことは無いと思い自分でも、今日実験を始めた。

そしたら、いろんな方法を試して見たが、思い通りにON/OFF出来ない。

単純なトランジスタによる方法を試みたが、ONになっても液晶表示されない。トランジスタも他にFETなど試して見たが変わらない。直に電源に接続しないと表示しない。理屈が理解出来ない。どうやら、液晶ドライブの原理に遡って、勉強し直さなくてはならないようだ。

残る手段で、少しでも消費電流を減らす手段として輝度調整電圧調整用RV(30kΩ)の電源供給をOFFすることに。でも、改善されたのは0.3mA程度である。

ちなみに、液晶でどれだけ消費されているのか外して見たのだが、0.1mAと、あまり効果が無いことが判る。

やはり、PIC自身が消費しているのか。これ以上は減らすのが難しいと判断、次回工作に間に合わなくなるので、前回サークルで作った「30分タイマー」の方法を試して見た。

PNPとNPNトランジスタを使って、原理は、押しボタンスイッチでNPNのベースをGNDに落とし、コレクタに接続されたPNPのベースを制御、このトランジスタのコレクタ-エミッタ間をONさせ、電流が流れる。NPN制御TRのベースはPICのスリープ信号出力(動作時+5V、スリープ時0V)に接続されており、電源ON時+5Vで自己保持、ONが継続される。スリープ時間になるとOVになり、電源を切断する様に働く。

以上でスリープモード(と言うよりデッドモードかな?)時の消費電流は0になる。こうなると、スリープになるまでの時間可変設定が欲しくなる。PIIの空きポートを利用して、設定スイッチ(デジタルスイッチ等)で時間設定出来ないか、また、お願いした。

その後、液晶表示をOFFにする方法をHPで検索してみたのだが、命令により出来るかも知れない。吉本先生に、また調査を御願いした。

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贅沢?なFMトランスミッター

2008-10-19 14:17:56 | オーディオ

Img_5072 Img_5073 Img_5074 先日紹介したFM/AM信号発生器(VP-8174A)だが、この信号発生器の内蔵している機能だけだと、ステレオ信号は送れるが、左右同じ信号になってしまう。そこで、CDなどの外部信号入力に接続して、音源をステレオで送れる様、簡易ステレオ信号発生器を作ってみた。

使用したのはローム製FMトランスミッターIC(BA1404)で、MPXの回路ブロックのみ使用して、このコンポジット信号を先程の信号発生器の外部信号入力に接続する。イーエレから180円で入手可能。38kHzの水晶(イーエレで70円)も必要なので忘れずに。

ここで、大変お恥ずかしいミスを犯してしまった。英語版データシートに有る参照回路(ICの形で書いてある)を見て作ったのだが動作しない。確認するとなんと配線面から見た絵になっていた(端子が右回り)。ちなみに日本語版データシートは、ちゃんと左回りになっていた。

国によりデータシート表現の文化が異なるのだろうか?

今更、やり直す気力も無いので、IC端子を反対方向に曲げ実装(いつも、製作にはICソケットを使っているので、簡単に出来ることだが)、見事動作した。

YAMAHA CT-1000で受信してみる。ところが、信号が弱すぎて、ステレオにもならないし、当然、変調も浅い。

と言う事で、単電源・低電圧動作のパワーアンプNJM2073D/TDA2822Mを使ってアンプを追加する。これも、そのままではゲインが高すぎて歪みが発生するので、間に半固定抵抗を入れて、ステレオ信号入力の2連ボリュームと交互に調整し、一番歪みの少なくなるところに設定。

これでも、まだ変調は浅いが、遊びなので、これで良しとしよう。

IC単体の性能としては、データシート上、チャンネルセパレーションがMin:25dB,Typ:45dB有る。実際、入力のバランスを可変して、聴感上確認してみると、一応、セパレーション出来ている様だ。

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