回を重ねて来ると、工作が増えて、皆さんの製作している物が、進み具合でラップして、申し訳無いが、1対1の指導が手薄になって来る。
皆さん、なれたところで、次回からは、希望が出ている新しいテーマについて、講義を交えた形式で進めたいと考えている。
現在、電源回路、LED点滅回路、100円タイマー回路の製作が行われている。
そのほかに、個々の希望テーマが有り、これらの対応にも追われている。
今回の内容を箇条書きで記載する。
【映像出力回路】
MIDIの信号を表示したいというメンバーが基板付き参考書を見つけて来て、前回基板の部品実装を行った。
PICには吉本先生がHPからダウンロードしたHEXファイルを書き込んで実装。電源(3.3V)接続コネクタを付けて、テレビに接続。一発で動作、キャラクタが表示された。
ただ、これにどうやってMIDI信号を載せるかが難しい課題である。P2Cインターフェースを使うことになる。
【MIDI用コネクタの代用】
MIDI信号のコネクタは5Pで有るが、ネットで探しても、接続ケーブルはあるものの、コネクタ単体が見つからない。カタログを調べて見ると、どうやらDIN規格らしく、8Pであれば共立エレショップでプラグ/ジャックが販売されているので、購入。
実際あわせて見ると、MIDIプラグ5Pは8Pジャックにピッタリ入る(ピン間角度が45°で同じ)。プラグは不要ピンを抜けば使えることが判った。
【16CH-USBロジックアナライザ】
秋月で「台湾ZEROPLUS社のローコストタイプのロジックアナライザ」が11000円で販売されていたので吉本先生が購入を依頼し、持って来た。まだ試してはいないが、これからの教室に戦力となるだろう。
【リモコン制御ロジック】
おもちゃのランドクルーザーのステアリング制御用にと、先日紹介したロジックシュミレーションソフトを使って検証した回路で基板を吉本先生にお願いして作って来てくれた。シュミレーションどおりは動作している様だが、コンパレータ(オペアンプを使用)のインピーダンスが高いせいか、入力を指で触るだけで誤動作してしまう。ノイズ取り用のコンデンサが必要の様だ。後は、実際にステアリングモーターを接続して、実証実験する予定。
【ハイパワーLED点灯回路】
市販されているLED電球は1Wタイプ-ハイパワーLEDが6個程度使われている様で、6個直列に接続し、点灯させることにした。電源はサークルメンバーが見つけて来てくれた12V用ACアダプタの改造方法を聞いて改造してみた。
出力のシャントレギュレーターコントロール端子に可変抵抗を入れることにより9V~30V位まで可変出来る(但し、元々が12V用なので、これから大きく外れるとスイッチングノイズが他の機器に影響するし、更に上げると異常発振を起こす)。
制限抵抗をシリーズに入れて(当方は入れなかったので、LEDの定電圧特性で24V以上に上がらなかった)ボリュームを可変する。照度が無段階に制御出来て、照明に使える。
メンバーからは、これも廃棄パソコンのバッテリーパックから外したリチウム電池の提供が有ったので、これを電源に使えば持ち運び自由な照明器具が作れそうで、これの充電器と共に次回テーマで検討することになる。