トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

LCメータ不具合原因判る

2010-02-14 19:38:07 | PIC

前日からの雪で、庭には雪が積もった。幸い最低気温はそれほど下がらなかったので、道路が凍結することは無く、日曜日だったので、交通にはあまり影響が無かった様だ。

前日から遊びに来ていた孫2人は大喜びで、雪遊びとなった。 

Img_7015_rPICを使用したLCメーターの記事が有ったので、製作したのだが、うまく動作しない(エラーが表示される)ということで、中断していたが、今日トラブルシュートを開始した。

液晶には文字表示がされるので、PICは動作している様だ。

コンパレータによる「フランクリン発振回路」を使っているが、オシロで観測すると、間欠発振している。

関係有りそうな原因を探していくとICの-IN端子とGND間にある、電解コンデンサが指定と異なっているので交換(47uF→10uF)したら正常に発振する様になった。

「フランクリン発振回路」を良く理解していないので、容量の違いでなぜそうなるのかは、勉強しないと判らない。

それでも、ディスプレーのダイナミック点灯?に合わせてレベルが変わるので、気休めにICの電源にパスコンを入れた。

発振はしたものの、やはりエラーになる。

リレーの動作でコンデンサが並列に入るので発振周波数が変化するはずだが、変わらないので、接点の導通を見てみると、動作時でも接点が導通しない。NO/COM/NCの接続を勘違いした様で、正規に配線し、被測定のLCを接続してみると近い値は表示しているので、動作はOKの様だ。

バックライトの無いタイプなので、以前実験した黄色LEDでサイドから照らす方式を採用し、出来上がり。

あとは、以前勤めた会社の測定器で、真の値を測定してもらいマスターとする予定である。

測定範囲は、Lモード時:0.01μH(変更可)~50mH、Cモード時:0.1pF~1.5μFです。

測定して、気が付いたのだが、同じ0.1uFセラミックコンデンサでも水色四角に比べ、茶色円盤(安い)のものでは、温度特性が相当に悪いということだ。

室温10℃位から指で暖めると、体温では指示容量に近くなるが、10℃位だと-40%位になる。

高誘電率のセラミックコンデンサで温度特性がFだと静電容量変化率が+30%-80%とある。

だから、容量の影響を受ける回路には使い分ける必要が有る。

コメント (1)
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