トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

ハンディタイプUNICラジコン送信機修理

2011-09-25 16:31:00 | アマチュア無線

残っていた送信機の修理に取り掛かった。
Img_9283_rImg_9282_rImg_9284_rImg_9281_r電源が入らないというもので、先のブログでも触れたが、電源をマニュアルでON出来る場所が見つかり、依頼主に確認したら「あまり飛び出さなければ、手動ON/OFFでも問題無い」ということで、小型のオルタネイト押釦スイッチを使うことにした。
電源ONになっている間は緑色LEDが点滅し、操作ボタンを押すと、その間点灯となる。
現在のタクトスイッチを外し、GND接続端子をフットパターンに半田付けする。ON接点端子はショート防止の為ポリイミドテープを基板に貼り付けて絶縁する。補強の為にロックタイト460で基板とスイッチを接着する。
ON端子から制御する部分のトランジスタ(B)にφ0.26のジュンフロン線で接続する。
Img_9286_rImg_9285_rImg_9287_r_2動作確認するが、信号の出る場合と出ない場合が有る。電池の接点を磨いたり、半田補強を行ったがダメである。パターンを良く見るとチップ部品の取れた跡が有る。無線回路の電源ONとGND間なので、適当に0.01uFのセラコンを付けるが変わらず。もう一度見渡すと、以前接続端子を外した際、誤ってニッパーでパターンを切った箇所が見つかった。導通も無いので、細線で接続してやる。これで動作確認すると確実に信号が出る様になった。
Img_9293_r周波数は318.7MHzだった(切断されていると308.7KHzと10kHz程度低い周波数になっていた)。受信機を置いて、到達距離を確認するが10m程度は届く様だ。
ワンショット押すと数秒間電波が出るが、ボタンを押している間、変調音が変化する。
免許を要しない微弱無線局の電界強度について322MHz以下は500μV/m 以下となっているので、これの範囲ギリギリを使っているのかなと思う。
Img_9288_r_3 Img_9290_rImg_9291_rImg_9292_r次はスイッチボタンの修理だ。ここが「おもちゃドクター」の腕の見せ所?である。
こういうアイデアを考えるのが大変ではあるが、はまった時は嬉しくなる。
手持ちの2mm厚ウレタンシートを使うことにして、ボタンは100円ショップで購入しておいたPP発泡プラ板をボタンの大きさに切り2枚重ねにし、ウレタンシートの裏面に接着する。
そしてウレタンシートをスイッチ部に接着(ロックタイト460)する。電源スイッチの穴は皮用ポンチで開ける。
フィーリングを確認するが、誤操作することも無く丁度良さそうだ(自画自賛であるが)。
あとは、送り返して受信機が動作するかだ。

9/27 到着して、問題なく動作したとのメールが有り安心しました。

このブログをご覧になって依頼される方も増えております。当方、あくまで素人で、修理するのが楽しみでやっているものですので、修理が原因と見られる人身・物損事故が発生しても、当方、一切責任を追うことが出来ませんので、依頼者責任といことで事前に了解お願いします。

 

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ドキンちゃんサンタ修理というより交換

2011-09-25 16:26:16 | おもちゃ病院

Img_9275_r_3Img_9276_rゼンマイが空回りする現象でギアボックスを分解したら、案の定ゼンマイが飛び出して、入れるのに苦労しているうちに平ギアの歯を破損させてしまった。手持ちのギアを使おうとしたが、クラッチ用の金属板との接続が難しいので、修理は諦めて(後日挑戦したいと思うが)オークションで同じものを探したところ、同一機構で「アンパンマン・サンタ」が有り、落札した。
到着して、見てみると予想通り機構は同じだったので 、頭と洋服を交換することにした。頭のねじは3個で1個は帽子で隠れているので、ホットボンド部を剥がしてからねじを外す。ところが頭頂部が外れないので、開いて首の部分から頭を外す。
Img_9278_r_2洋服は、手の部分が内部機構に縫いつけてあるので、これを切って外す。
交換してから元通り戻して動作確認。問題なく動作した。

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