親戚の方から相談が有った。取引先の住職が、若いころ使っていたオーディオ機器が有るので、良ければ差し上げるというので一緒に物置を見せてもらった。
いろいろと当時(私がオーディオに夢中だった20代の頃)としては高級な機器が有ったのだが、その中でPioneer製のプリメインアンプSA-810(1973年発売で77,000円)とレコードプレーヤーPL-1200(1973年発売で48,500円)を頂くことにした。この他にもバイアンプ対応スピーカーやエレクトーンが出始めのテクニクス製が有った。
外観は木目が汚れたり、金属部分が錆びたりしていたので、持ち帰って簡単なオーバーホールを行う。
ターンテーブルのゴムマットは経年劣化でひび割れしているので、これは交換する必要が有りそうだ。
木製キャビネットは雑巾拭きした後、床用のワックスで磨いたら綺麗になった。
錆びは、錆び取りした後、手持ちのプラモデル用ペイントにて筆塗りする。
アンプは動作試験を行う。特性は問題無さそうだが、入力のRCAジャックが錆びており全て接触が良く無い。これを治せば使えそうだ。
以前勤務していた会社で、2度修理した超音波洗浄器だが、結局また動作しなくなったというので、すでに退職したのだが、無期限で調査してみるということで預かっていた。
やっと、時間が出来たので調査することにした。
考えていたのは、外部アンプにてドライブする方法だ。
一度動作しなくなった時に考えており、ヤフオクで入手(2700円)したパナソニック製RAMSA WP-1200A(BTL接続で400W/8Ω)を使用。発振源にはCR発振器を使用(40kHz)。
超音波洗浄器の振動子用リアクタンス回路に接続するが、結果としてはアンプ能力最大にしても超音波振動はそれほど強く無い。矩形波のが良いはずだが、何故か正弦波のが振動が少し強い。
振動子のインピーダンスは他社製のデータだが30Ωになっており、これが8個パラになっているわけだから約4Ωとなる。
後日、基板に載っている出力トランスの1次側に接続して、もう一度確認してみたいと思う。