キッチンで使っていた、ラジカセ(息子が以前拾って来たもので、カセットは使えないので外してラジオのみに使用)が先日、一部の放送局が受信出来なくなった。
チューニングダイヤルを回すと、約800kHz以下が雑音発生で聞こえない。
スイッチング電源等の妨害かと思い、別なラジオを同じ場所に持って行ったが、これはちゃんと受信出来るので、外部雑音のせいでは無い様だ。
この様な現象は別な、やはりラジカセで発生したことが有り、原因はポリバリコンの絶縁不良だった。
分解して交換すれば治るとは思うが、スピーカー出力低下も有るので、いっそのこと、手持ちで使用していないFM/AMチューナーを使うことにした。
ONKYO製T-422Mというもので、今では貴重なAMステレオも受信出来ることから数年前ヤフオクで安く落札したものだ。(1996/6発売だから約20年選手)
1242kHzニッポン放送は今でもAMステレオを流していた。
当然、RCA出力しか無いのでスピーカーアンプが必要となる。
これも手持ちのパソコン用スピーカーを使うことにした。
電源は、チューナーから拝借出来ないか調べてみる。
5Vと12Vの三端子レギュレーターが使われていたので、12Vから供給することにした。
チューナー背面パネルに電源供給用のDCジャックとステレオジャック用の穴を開けて取り付ける。ステレオジャックはねじ式が無かったので接着固定とする。
バーアンテナ内蔵では無いので、添付の外部ループアンテナが必要となる。
スピーカーと接続し、問題無く聞こえて来た。但し、フルボリュームにするとレギュレーターの過電流保護が動作する様なので、これは注意しなければならない。
(無信号時では60mA)また、電源OFFの状態でも切れないので、省エネの為にはスピーカーのスイッチもOFFにする必要がある。
これ以上のパワーを出す場合にはACアダプター(トランス式を推奨)を付けて供給すれば良いかと思う。