送信機紛失でオークションで入手したが、周波数およびIDが違うので合わせてほしいという依頼。
届いて内部を見ると
送信機:296.3125MHz Q46
受信機:296.5125MHz CW118
となっており、送信機の水晶交換が必要となる。
丁度、受信周波数と同じ296.5125÷6=49.41875MHzの水晶手持ちが有ったので交換してみるが、指定の周波数にならない。
水晶のリードにオシロを接続して観測すると、16MHz代の発振周波数である。
先の49.41875MHz水晶は3rdオーバートーン発振用だった。
そこで、もう1つ近い水晶16.473611MHz(18倍で296.52500MHz)に交換してみる。0.004%高い周波数になる。
基板にあるトリマコンデンサを調整すると、容量最大で丁度296.5125MHzになる。
IDを合わせ受信機を動作させると、ちゃんと全ての操作に対しLEDが点灯するので、問題無さそうだ。
各コイルのコアを微調整しながら送信機を離していく。今まで修理した同型機と同じくらい届く様になったので、返送して確認してもらうことにする。
スローが低いのは、このブログで紹介したが、先日、帰省した際にカーハント秋田のオーナーに見てもらったら、以前同じ様な症状でイグニッションコイルを交換したら改善したことがあったというアドバイスをもらった。走行距離は15万kmを超えている。
新品でも、それ程高いものでは無いのでAmazonで購入した。
【社外品】エブリィ/DA62V/DA62W/イグニッションコイル 3本SET8300円+送料
コイルを外すのに、近くのパーツも外す必要があり、結構大変である。(以前、プラグ交換で経験している)
一番前側のコイルを交換したら、スローが上がって来たので、全て交換する。
1200rpm程度に調整する。(交換前は800rpm以上に上がらない)
エアコンをONするとやはりスローが下がる現象は出るので、原因は他にも有りそうだが、まずはこれで様子を見ることにする。
後日、運転してみると、状況は変わっていなかった。
スロットルを調整しても、結局は800rpm程度に制御されてしまっている様なので、原因は別に有りそうだ。
「おじさん」様
コメントありがとうございます。
このエンジン特有の圧縮比の減少(排気バルブの摩耗)も有力な原因と考えられますね。
そうなると、修理費用が大ですね。