今月は臨時おもちゃ病院があったせいか7件と少なかった。
「新おふろの知育」を残して修理完了した。
このおもちゃは、初めて見るもので、本体容器に水を貯めて、内部ポンプでシャワーを出すというものだが、全て水没するので電気部品には厳しい。注意書き通り逆さにして水を切り、乾燥させないと、またこの様になるので引き渡し時に説明したいと思う。
モーター回らず、スイッチ動作せず、電池ボックス液漏れということで、普通は修理困難ということで、お断りしているのだが、ダメ元で見てみた。
ポンプ、電池ボックス、スイッチが全て接着なのでこれらを分解するのが大仕事である。
カッターを合わせ目に差し込みカットしていく。全体で2時間以上要した。
モーターはシャフトが固着していたので、これは分解して潤滑油塗布により動作した。RE140と同形状だが、定格の3Vを加えると、このオリジナルのが回転数が早い(消費電流も、その分多いが)ので、ローターはそのまま使用することにしてRE140に組み込む。
電池ボックスは液漏れでマイナスのばね電極が腐食で無くなっている。
同じものは無いので、この電極を磨いて、手持ちの電極を半田付けする。
スイッチは給水栓のレバーを倒すことでONになるのだが、このスイッチ接点が腐食していて接触不良になっていたので、磨いて対応。今後のためにマイクロスイッチで対応しようとしたのだが、レバー(内部カム)との調整がシビアなので止めた。
防水に関しては、シリコン接着剤を必要以上に盛り付けた。