いつかはあの頂に

還暦過ぎて少し焦っている老クライマーです。いつかは昔のようにアルパインクライミングへの復帰ができたらいいねえ。

雲南旅行その4(2/2)

2011-03-23 | 旅行 雲南
本日は大理から麗江へのバス移動。

朝ホテルをチェックアウト後、8時40分に昨日チケットを予約した旅行社前に行きました。

が約束の時間にはまだ店は開店していません。(まあいい加減だなあ。)

しばらくすると店のスタッフがやってきて、古城横の街道にあるバス乗り場まで案内してくれました。

ぞろぞろとお客が集まります。ほとんどのお客は私と同じような格好をしたバックパッカーです。

しばらくしてけっこう綺麗な大型バスが到着。普通の長距離路線バスではなくいくつかのツアー会社が共同でチャーターしたバスでした。


大理から麗江までバスで約3時間ちょっと。

低い峠を2つほど越えて海抜2400mの麗江に到着したのは午後12時ごろでした。


少しは寒いかと思いましたが、日差しが強くて、暑く感じます。

麗江の長距離バス亭からホテルに移動しようとしたときです。

(たぶん)アメリカ人夫婦が私に話しかけてきました。(実はこの夫婦とは大理から一緒のバスで移動してきたのですが、横柄でまわりの中国人をアゴで指図し、彼らが年配なので親切に荷物を持ってあげた中国人にまで、それが当たり前のような態度を取る非常に不愉快な二人連れでした)

「あんた英語わかるか? ここのタクシーは英語がわからないから、GRAND HOTELって言ってもわからない。助けてくれ」

GRAND HOTELってたぶん私が泊まる予定の安ホテルの近くのホテルとは思ったが、この二人には腹がたっていたんで

「お前ら携帯電話もってるやろ?そんなんホテルに電話して助けてもらえ。」

と親切にアドバイスしてさしあげました。(俺も性格わるいなあ)


バス亭を一歩出ると、北側の真正面に玉龍雪山が見えます。鋭くそびえる山頂に掛かる白い氷河が輝いていました。

長距離バス停から麗江古城近くのホテルまでは歩いて約30分。

前もってもらった地図がおかしいのか、かなりホテルを行き過ぎてから、間違いに気づき後戻りするようにして見つけたホテルはなかなかの外観です。(豪華って意味ではないですよ)。古城の建物の雰囲気を十分味わえます。

ホテルにチェックイン後、麗江古城内をぶらつきました。

麗江古城は世界文化遺産に登録されていますが、古くより納西族の都であり、いまでは雲南で一番の観光地ではないでしょうか。



また納西族は、チベット系の少数民族で、東巴文字(いまだ生きている象形文字)や、ナシ古楽など独特の文化をもっています。

いままで春節は日本に帰国していたのですが、今年はこの地で春節を迎えることに感慨深い思いがします。



一通り古城を歩いた後、古城内を流れる清流(ほんとうに綺麗な水です)の源が街の北にあり、玉龍雪山の景色を鏡のように映す「黒龍潭」の池まで足を伸ばしました。


普通これぐらいの池だと、もっと水が澱んでにごるのですが、ここは玉龍雪山からの湧き水が多く、だから澄んだ清流となって市街地に注ぎ込んでゆくのです。

この「黒龍潭公園」の中に福国寺五鳳楼があります。


写真を撮ろうと一歩中に入ったときでした。

どこからともなくひとりの僧侶が忍び寄ってきて私に話しかけてきました。

「旅の人、旅の安全を祈願して進ぜよう。さあ、こちらへ」

「えっ? いやあ、別にいいんですけど」(いやな予感)

と丁重にお断りする間もなく

「*&^%$#@)!*^&*$#)(^@*:。<?「”’*^%」(なにやらお経のような呪文のような)

ありがたい?お言葉を賜ったと思ったら、いきなり開いたノートを目の前に差し出されて

「さあ、ここにお布施をどうぞ」

そのノートにはたくさんの名前とお布施金額が列記されていました。けっこう外人さんの横文字名前もありました。

「うっ!これって犠牲者名簿じゃん!」

まあ旅の安全が保障?されたと思って100RMBのお布施をいたしました。(でもなんか納得いかんけど)

お寺を出るとき、一歩踏み入れたが最後、必ず犠牲となる蟻地獄を連想してしまいました。(笑)


これから麗江の黒龍潭公園に行かれる方は福国寺には気をつけましょう。










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