大田区議会では、議員にiPadを配り、議案や委員会資料をデータで送付するようになっています。区議会のICT化です。
議案や資料がデータになったことで、検索や保存が便利になりました。
一方、iPadによるデータは、一覧性、俯瞰性に欠けるため、私は細かく読み込むには紙の方が良いので、毎回、膨大な時間をかけて印刷しています。
紙とICT技術とを併用すれば、利便性も向上し、議会の審査・調査機能も上がると思うのですが、大田区議会では紙の議案や資料は配布されなくなってしまいました。
しかも、情報公開配信された議案も委員会資料も区民にも公開すべきだと思いますが、議案の一部をPDFで公開しているだけで、ICT化の利便性は議会内にとどまります。
そのうえ、サイドブックスに配信された資料の保存年限を定め、iPadのクラウドから強制的に4年で削除すると言い始めています。
紙の良さをなくし、データ配信による利便性さえ、なくすなら、何のためのICT化でしょう。
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